其の拾 ページ13
(遊郭編です!今回はAちゃんも同行します!)
「あ、あの……音柱様…?こ、このような事をしてもよろしいのでしょうか……??」
ある日の蝶屋敷近くで、Aは宇髄に小声でこう言った。
「地味に怯えてんのか?ま、任務のためだ。仕方ねぇだろ。」
かすかに震えた声でAが投げかけた質問に、宇髄はあっさりとそう答えた。
─遊郭に潜入していた嫁からの手紙が途絶えた。調査の続きと嫁の行方を知るべく、女の隊員が必要だ。
宇髄はそうAに告げた。嫁は三人なので、少なくとも女の隊員が三人いれば十分だと。手が空いているならAも加勢して欲しいと。
…そして二人は、その「女の隊員」を目的に、蝶屋敷へと足を運んだのだ。
「んじゃ、ここは俺に任せとけ。お前は
「わ、分かりました……!それでは準備が出来次第、、
その会話を最後に、宇髄とAは二手に分かれた。
Aは蝶屋敷の敷地に面した道を進み、宇髄は屋敷の囲いの上にあがった。
その時宇髄の目には、外で寝巻や敷布を干していたアオイとなほきよすみ、その様子を見ていたカナヲが映った。
そして宇髄は「ほぉ……確かあいつは胡蝶の…それなら…」と呟き、屋敷の中へ足を踏み入れた。
そしてしばらく経った頃……
「音柱様、遅いなぁ…。蟲柱様に足止めされているのかな…?そうだとしたら、私も行って謝らないと……」
しかしどれほど待とうと宇髄は帰ってこない。
もしかするとしのぶから足止めを喰らっているかもしれないと考えたAは、塀の上から顔を出して、宇髄の様子を伺おうとした。
そんなAの目に映った光景は……
「突撃ー!」「突撃ー!」「ちょお前ら!離せ!!」
「余計なこと言うなバカガキー!!!」「きゃー!!!」
「お前を柱とは認めない!ムスッ」「お前が認めないから何だよ!?」
……宇髄はかなり別の意味で手こずっていた……
「な、なんか賑やかだけど大変そう……か、加勢しようかな……?いや……別に大丈夫かな……」
これにはAも呆然。どうしたら良いか分からなかったが、加勢しても時間の無駄になってしまうと思い、Aは
--大正コソコソ噂話--
作者、宇髄さんの喋らせ方が迷子!
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うい(プロフ) - ものさしおぢさん» ありがとう! (2021年9月29日 16時) (レス) id: 2d17a24ecf (このIDを非表示/違反報告)
ものさしおぢ(プロフ) - ういさん» コメントありがとうございます!わかりました!その前のお話は文字数の影響で出来ませんが、次回から間隔を開けてお話を書きます! (2021年9月29日 7時) (レス) id: 0bd4004e6c (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - めっちゃ内容いいです!あの、もう少し文字の隙間開けてくれると読みやすいと思います! (2021年9月29日 6時) (レス) @page4 id: 2d17a24ecf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ものさしおぢ | 作成日時:2021年9月27日 18時