. ページ6
.
寺坂「 よォ、業ァ。大丈夫かァ?
あのバケモン怒らせちまってよォ 」
寺坂が業に話しかける。
しかし、業は至って冷静に笑った。
業「 殺されかけたら怒るのは当たり前じゃん、寺坂 」
『 失敗しておもらしした誰かの時とは違いましてね 』
わざとらしく2人は寺坂に目線を向ける。
それにキレた寺坂は大声を上げ、
さらにキレた殺せんせーが怒鳴った。
そして、生徒は思う。
“お前の触手の方がうるさい”と。
業「 ごめんごめん、殺せんせー 」
半笑いで謝る業は、もう終わったと言って
ジェラートを食べると宣言した。
そんな彼に殺せんせーは注意をするが、
あることに気づく。
殺「 そっ、それは!!
昨日先生がイタリアで買ったやつ!!! 」
「「「 (お前のかよ) 」」」
『 ください 』
業「 ん、」
また悪びれた様子もなく謝りながら、
業はジェラートをAに渡した。
どうやら殺せんせーは溶けないように
わざわざ寒い地域を通ってきたらしいが、
Aはそんなことお構いなしにペロペロと食べていく。
挙句の果てには写真を撮って、
鬼殺隊の仲間に送り始めた。
業「 ⋯で、どうすんの? 殴る? 」
殺「 殴りません!! 残りを先生が舐めるだけです!! 」
顔を紅潮させた殺せんせーは
ズンズンとAの席へ向かっていく。
教室の真ん中辺りにさしかかったところで、
殺せんせーの足の触手が破壊される音がした。
殺「 (対先生BB弾⋯!?) 」
刹那、業は銃を構えた。
しかし、3発撃っても殺せんせーは全てを避け、
業とAは楽しそうに笑う。
『 また引っかかりましたね? 』
席を立った2人はそれぞれ銃と刀を構え、
殺せんせーに迫っていく。
業「 何度でもこういう手使うよ。
授業の邪魔とか関係ないし。
それが嫌なら、俺でもAでも殺せばいい 」
『 ⋯しかし、その瞬間から
もう誰もあなたを先生とは見てくれません。
ただの
⋯あなたという先生は
私たちに殺されたことになります 』
そう言ったAの表情は楽しそうな業とは対照的で、
殺せんせーは今最も危険である自分のことすら忘れて
Aを心の中で心配した。
業「 はい、テスト。多分、全問正解 」
『 ⋯ 』
業とAはテスト用紙を提出し、
そのまま校舎を去っていった。
.
553人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイン様(プロフ) - おばみつじゃない新しい設定ですねぇ (2020年8月19日 11時) (レス) id: 6e6e0a8455 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - カブトムシおはぎ柱wwwこれからも頑張ってください。 (2020年3月31日 17時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
澄葉流(プロフ) - ちょー面白いです!!!これからも更新頑張ってください!!! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 73c9d55ae5 (このIDを非表示/違反報告)
なー - えっ…面白すぎない?続き、楽しみに待っております (2020年2月20日 21時) (レス) id: 0ed445bc17 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - めっちゃ好みです!これからも頑張ってください!応援してます。 (2020年2月19日 21時) (レス) id: f4a774456e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月17日 16時