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『 あら、炭治郎たちも来ていたのですね 』
「 俺は無一郎くんに呼ばれて⋯ 」
「 俺はAを見に来たよぉぉぉぉ!! 」
「 勝負しろ!! 」
『 級友が来ているので勝負はまた今度です。
炭治郎、着替えてきたいので
彼らを宴会場まで案内してあげてくれませんか? 』
「 分かった。善逸と伊之助は先に行っててくれ 」
虹音さんの屋敷は想像以上に大きかった。
そして、なぜか季節外れの花が庭にたくさん咲いている。
綺麗だけど、不思議だ。
炭治郎「 俺は竈門炭治郎です。
案内役を任されたので、俺についてきてください 」
今どき見ないような服に身を包んだ竈門くんの案内で、
大きな和室に通された。
そこはお酒の臭いが充満していて、
中では大人たちがお酒を酌み交わしていた。
『 お待たせしました。⋯って、実弥!
いくらなんでも飲みすぎです! 』
「 あァ? 」
『 ⋯天元、あなたですよね? ここまで酔わせたのは 』
「 別にいいだろ!! ド派手に酔え!!! 」
『 うるさいです!! 早く潰れて寝てください!! 』
学校では見ないほどの声を出し、
あれほどまでに毒舌な虹音さんは少し新鮮で、
クラスのみんなが嬉々としてその様子を見ていた。
『 任務が休みだからってはっちゃけすぎですよ⋯ 』
「 A〜!! 布団敷いたよ!!! 」
『 ありがとうございます。
⋯誰かこの酔っ払い共を運んでくれませんか? 』
さっき虹音さんに注意されていた2人と、
ずっとわっしょいわっしょいと言っている人を
煩わしそうに指さした虹音さん。
僕と業くんが名乗り出て、
それプラス女の子のような男の子と、
派手な髪色をした女性と一緒に運んだ。
『 ⋯あ、えーと。これが私の屋敷です 』
中村「 広くない? 何したらこんなになんの? 」
『 ん〜、⋯仕事、ですかね? 』
「 大変な仕事だからな。金は稼げて当然だ 」
そう言ったのはこの前、業くんと虹音さんが
飛び降りた時に迎えに来た人だ。
性別は男らしい。
彼も酔っ払っているのか、
虹音さんをバックハグしている。
『 小芭内も酔いすぎです 』
「 別にいいだろう⋯、たまには⋯ 」
『 ⋯はぁ 』
小芭内と呼ばれた彼は
虹音さんの肩に顔を埋めて眠ってしまった。
ため息をついた虹音さんは彼を背負って、
また隣の部屋へと消えていった。
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レイン様(プロフ) - おばみつじゃない新しい設定ですねぇ (2020年8月19日 11時) (レス) id: 6e6e0a8455 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - カブトムシおはぎ柱wwwこれからも頑張ってください。 (2020年3月31日 17時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
澄葉流(プロフ) - ちょー面白いです!!!これからも更新頑張ってください!!! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 73c9d55ae5 (このIDを非表示/違反報告)
なー - えっ…面白すぎない?続き、楽しみに待っております (2020年2月20日 21時) (レス) id: 0ed445bc17 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - めっちゃ好みです!これからも頑張ってください!応援してます。 (2020年2月19日 21時) (レス) id: f4a774456e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月17日 16時