.手入れの時間 ページ11
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殺「 おはようございます⋯⋯? 」
朝、殺せんせーがHRをしに教室へやってきた。
が、その空気は重たく、先生は教室内を見渡した。
すると、教卓の上にはアイスピックで
脳天をぶち抜かれたタコが置かれていた。
業「 あ、ごっめ〜ん!
殺せんせーと間違えて殺しちゃった〜!
捨てとくから持ってきてよ 」
深くため息をついた殺せんせーは、
言われた通りにタコを持って業の席に向かった。
業は後ろでナイフを携え、
殺せる瞬間を今か今かと待っている。
ウィーン
そんな音がしたのは、彼の席に到着する前だった。
Aはニヤリと笑い、
クラスメイトは突然の衝撃に小さな悲鳴をあげた。
殺「 見せてあげましょう、業くん。
このドリル触手の威力と
自衛隊から奪っておいたミサイルの火力を 」
殺せんせーが持ってきたのはミサイルだった。
初めて目にするそれにAは目を輝かせ、
業はまさかの展開に目を見開いた。
殺「 先生、暗殺者を決して無事では帰さない 」
そう言って殺せんせーは
業の口にできたてのたこ焼きを突っ込んだ。
業は熱すぎるたこ焼きを吹き出し、
その吹き出たたこ焼きはAがキャッチして食べた。
殺「 その顔色ではしっかりご飯を食べていないでしょう。
マッハでたこ焼きを作りました。
これを食べれば、健康優良児に近付けますね。
はい、あーん 」
ドリルの先に突き刺し、
殺せんせーは業にたこ焼きを差し出した。
殺「 ⋯業くん。先生はね、手入れをするのです。
錆びてしまった暗殺者のナイフを。
⋯今日1日、本気で殺しに来るがいい。
その度に先生は君を手入れする 」
差し出していたたこ焼きはAがパクッと食べた。
見兼ねた殺せんせーは話を続けながら、
Aの口にたこ焼きを放り込んでいく。
殺「 放課後までに君の心と体を
ピカピカに磨いてあげよう 」
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レイン様(プロフ) - おばみつじゃない新しい設定ですねぇ (2020年8月19日 11時) (レス) id: 6e6e0a8455 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - カブトムシおはぎ柱wwwこれからも頑張ってください。 (2020年3月31日 17時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
澄葉流(プロフ) - ちょー面白いです!!!これからも更新頑張ってください!!! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 73c9d55ae5 (このIDを非表示/違反報告)
なー - えっ…面白すぎない?続き、楽しみに待っております (2020年2月20日 21時) (レス) id: 0ed445bc17 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - めっちゃ好みです!これからも頑張ってください!応援してます。 (2020年2月19日 21時) (レス) id: f4a774456e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月17日 16時