鬼殺しながら先生殺します。

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ため息をついたビッチ先生は生徒たちの意向で

女子部屋で女子会に参加することになった。


話題はもちろんビッチ先生の大人な話だ。




「「「「 えぇ〜！？！？ 」」」」


中村「 ビッチ先生、まだ20歳！？！？ 」


片岡「 経験豊富だからもっと上かと思ってた⋯ 」


岡野「 ね〜？ 毒牙みたいなキャラのくせに 」




岡野の言った“毒牙”に

半ばノリツッコミのようなものをして、

ビッチ先生はAを疑った。


が、Aの黒い笑みに怖気付き、

ビールを一口すする。




ビッチ「 いい？ 女の賞味期限は短いの。

あんたたちは私やAと違って

危険とは縁遠い環境で生まれたのよ。

感謝して全力で女を磨きなさい 」




ビッチ先生が大人なことを言っているのが

なんか生意気だと言うと、彼女は声を荒らげた。


それを見てAはケラケラと笑う。


そこで矢田がビッチ先生のオトしてきた

男の話を聞きたいと提案した。


純粋なAは今度は首を傾け、

何のことやらと頭をひねっている。


ビッチ先生がさて話そうとした時、

目の前に殺せんせーが座っているのを見つけた。


色恋の話を聞きたいと言う殺せんせーに

中村が質問返しをする。




中村「 そういう殺せんせーはどうなのよ？

自分のプライベートはちっとも見せないくせに！ 」


倉橋「 そーだよ！ 人のばっかずるい〜 」


岡野「 先生は恋バナとかないわけ〜！？ 」


中村「 そーよ！ 巨乳好きだし、

片想いくらい絶対あるでしょ〜！！ 」




困った殺せんせーは素早く逃げる。


それを追いかけようと女子陣＋ビッチ先生は

武器を手に走り出した。


一方、Aは座布団に座ったまま

ある一点を見つめていた。




『 カエデ⋯？ 』




殺せんせーの考えていることを見るため、

Aは感情の“色”を見ていたのだが、

その時に見た茅野の“色”は

これまでにないくらい“憎悪”の色をしていた。




『 (一体過去に何があったのでしょうか⋯。

あれは誰への恨みでしょうか？

やはり殺せんせーのことなんでしょうか。

⋯謎は深まるばかりですね) 』




Aはひと足早く布団を敷き、眠りについた。



のちに帰ってきた女子たちは

“マイペースか！！”と小声でツッコんだらしい。




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