九十二話 めんこ ページ48
なんと伊黒の想い人である甘露寺蜜璃ちゃんが柱となった。
恋柱と聞いた時、一瞬貝柱の聞き間違いかな?と、思ったが恋の呼吸の使い手であると聞き呼吸までときめいてんだなぁ…って思った。
「そんでなんで俺の屋敷に来たの?」
「甘露寺がめんこしたいのだからお前は黙ってそれに従え」
「横暴にも程があるぞ」
「(キャー!太刀川さん相変わらず胡散臭くて素敵!)」
そんなことで突撃されても困る。
しかしめんこぐらい良いかと蜜璃ちゃんが持参しためんこを庭に並べる。
「じゃあレディファーストで甘露寺からだ」
「えぇーそこは
「もやしをファーストする義理はない」
「お前も俺と似たようなもんだろ」
俺より少食なくせに生意気な……
「それじゃあいくわよ!……えいっ!!」
スダァアン!!とめんこが出していい音じゃない効果音が響いた。
「やった!三枚ひっくり返ったわ!」
「流石だ甘露寺。」
「流石じゃねぇよ。なんだ今の」
取り敢えず伊黒を引っ張って庭の隅で緊急会議を開く。
「え、俺らがやってるのめんこだよね?竹刀でぶっ叩いた音がしたんだけど」
「めんこであんなにはしゃいで遊ぶなんて…甘露寺は可憐で愛らしいだろ?」
「盲目すぎんだろ!よく見ろ!その可憐な女が庭にクレーター作ってんぞ!」
「遊びにも全力……彼女らしいだろう?」
「もうお前病院行ってこい!頭の!」
いや、このままだと俺の庭破壊されない?
「じゃあ次は太刀川さんね!」
「不戦勝でいいです。」
「やらないとこの前お前が不死川の羽織にハートを刺繍したのをバラすぞ」
「伊黒なんでそのこと知ってんの?」
こいつの情報網侮れないな。
取り敢えずパチンっとめんこを叩きつけると一枚ひっくり返った。
「わぁ!太刀川さん上手!」
「三枚とった人に言われても……」
「甘露寺がお前なんかを褒めてくれたんだ。喜ベ。」
「…………わぁ、うれしー(棒)」
「褒められたからと言って調子に乗るな。」
「もうお前めんどくせーよ」
どうしろと言うんだ。
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まよー - もう神作品です、夜中に笑い転げました (7月13日 1時) (レス) @page22 id: 4ebe815f43 (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主のツッコミで笑いすぎて死にそうwww (2021年10月16日 0時) (レス) @page14 id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
12777ef7a7fv5w2(プロフ) - 呼吸の名前を出してください。お願いします。 (2021年2月26日 21時) (レス) id: f5ad5d7db2 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 面白すぎる、、ツッコミのキレが半端なさすぎです。 (2020年12月6日 22時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - やばいてw 伊黒の恋愛感情=鬼舞辻無惨が藤の花の傍でタップダンスw (2020年11月29日 20時) (レス) id: 30e17e49e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年3月25日 21時