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八十五話 亡き未来 ページ41

「おっと!」

「くっ…!」






カンカンと木刀を無一郎と打ち合う。


初めは刀の握り方も分からなかった無一郎も今では俺に足払いをかけて不意を突いて来る程だ


柱になるのもあと少しだろう。








「強くなったな」

「でもAさんよりはまだ僕は弱いし経験も足りない。」

「それは時間とお前の努力で解決する。お前は成長するが俺は老いるからな」

「………」




ヘラっと笑えば無一郎は何故か気難しい顔をした。





「Aさんは若いよ」

「もうそろそろ成人するしジジイ突入もすぐだよ」

「ジジイの前におっさんがあるよ」

「あぁー……俺、加齢臭する?」

「ううん。石鹸の匂い」

「良かったわ〜」




無一郎に「臭い」とか言われたらいくら柱といえど俺は一生立ち直れない気がする。






「ねぇ……Aさん。俺には記憶はないけど"家族"がいるんだよね?守護霊とかいる?」

「………………いや。多分お前の守護霊は先祖かなんかだろ」

「………そっか」





まぁ、教えてもらってもすぐ忘れるしいいよ。

そう言って無一郎は寝っ転がって稽古場の天井をぼーっと眺め始めた。








―――――――――――――――――

無一郎side




僕が覚えている限りAさんは掴めない胡散臭い男だった。


それでも怪我が治り初めて会った時、何故かその胡散臭い彼の笑顔に酷く安心した。



何故なのか分からない。
でも明るくてちょっと不思議でお馬鹿な彼が好きだった。




「………Aさんはジジイじゃないよ」

「それまだ引っ張るのか」

「それとまだ大人じゃないよ」

「………」




そう言えば悲しそうな顔して僕の頭を撫で始めた。

慣れてないのか少し手が強ばっていたけど優しい手つきだった。




「だから……一緒に大人になってもっと強くなろうよ。俺も強くなってAさんもお館様も守れるようになるから」

「うん、ありがと……頼もしいよ無一郎」






そのヘラヘラした笑いも僕は大好きなんだ。







「でもな無一郎………」

「はい…?」









.









.









「俺は大人になれないよ」






その一言は僕を冷たく突き放すものだった。






――――――――――――



やばいわ………


もう私は立派な安室の女だよ…

ゼロォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!

コナンの小説書こうかしら……

八十六話 閉鎖→←八十四話 冨岡G



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まよー - もう神作品です、夜中に笑い転げました (7月13日 1時) (レス) @page22 id: 4ebe815f43 (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主のツッコミで笑いすぎて死にそう‪w‪w‪w (2021年10月16日 0時) (レス) @page14 id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
12777ef7a7fv5w2(プロフ) - 呼吸の名前を出してください。お願いします。 (2021年2月26日 21時) (レス) id: f5ad5d7db2 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 面白すぎる、、ツッコミのキレが半端なさすぎです。 (2020年12月6日 22時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
- やばいてw 伊黒の恋愛感情=鬼舞辻無惨が藤の花の傍でタップダンスw (2020年11月29日 20時) (レス) id: 30e17e49e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年3月25日 21時

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