八十三話 イエティ ページ39
「Aー!!」
「うわ、なんか来たわ」
「誰?」
無一郎と稽古をしていれば大声を上げて家に不法侵入をしてきたのは実弥と伊黒だった。
「なんで伊黒は実弥の手を握ってんの?何、お前らそういう関係だったの?俺、そういうの偏見はないけど程々にしといた方が….」
「そんなわけないだろう。確実に幽霊が取り憑いた俺を見捨てて逃げようとした不死川が悪い」
「だからって手を繋がなくてもいいだろうがァ…」
出たよ幽霊ホイホイ。いい加減鬱陶しいんだけど
「Aさん。この人にはどんな幽霊が今取り憑いてるの?」
「…………」
「おい、太刀川。言葉を失うんじゃない。今すぐ祓え」
「一応聞くけどオカマバーとかにはご入店されていらっしゃいませんよね?」
「誰が行くか!」
こめかみをピクピクと痙攣されて怒る伊黒。
「なんかねぇ……悪霊じゃないし強制的に祓うのもアレだし伊黒と話したいって言ってるし取り敢えず見えるようにするわ」
「見せんでいい。今すぐ黄泉の国へ強制送還しろ」
「いいじゃねぇかァ。成仏する前に夢見せてやれよ」
「何を笑っている不死川!」
いや、第三者的にはおもろいと思うよ。同僚にオカマの幽霊取り憑いてんの。
しかし、見えなければ何も始まらないし取り敢えず幽霊を顕現させる
「きゃぁぁぁ!伊黒さん初めまして♡雪子ですぅ!」
「やったじゃねぇか伊黒。雪女のように色白の男性じゃねぇかァ」
「不死川。他人事だと思って………」
「雪女?イエティの間違いじゃないの?」
「無一郎!シッ!!」
俺の継子は正直過ぎる。
「私のどこがダメなの?教えて伊黒さん!」
「存在全てがダメなところがダメだ」
「もっと詳しく教えて!直すから!」
「もう色々と手遅れだから無理だな」
そして言い合いを始めた二人の決着は着きそうにない。
「あの甘露寺って女との関係も忘れるから!」
「これなんの話してんだァ?」
「Aさん。僕もうこんな昼ドラみたいなドロドロした会話聞きたくない。」
「ごめんなぁ……」
正直俺もなんの話か分かんない。
1249人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まよー - もう神作品です、夜中に笑い転げました (7月13日 1時) (レス) @page22 id: 4ebe815f43 (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主のツッコミで笑いすぎて死にそうwww (2021年10月16日 0時) (レス) @page14 id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
12777ef7a7fv5w2(プロフ) - 呼吸の名前を出してください。お願いします。 (2021年2月26日 21時) (レス) id: f5ad5d7db2 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 面白すぎる、、ツッコミのキレが半端なさすぎです。 (2020年12月6日 22時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - やばいてw 伊黒の恋愛感情=鬼舞辻無惨が藤の花の傍でタップダンスw (2020年11月29日 20時) (レス) id: 30e17e49e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年3月25日 21時