四十七話 一目惚れ ページ2
「おい、太刀川。お前はパンケーキを作れるか?」
「頭打ったの伊黒?」
唐突にそう聞かれて戸惑いを俺は隠せなかった。隣にいる実弥も持っていた饅頭を衝撃的な顔をして落としていた。
しかし宇髄はたいして驚いていなかった。
「太刀川、煉獄に継子がいるのは知ってるだろ?」
「あぁ、あの髪色の派手な子?」
「そいつのことが伊黒は好きなんだよ。」
「「マジか!?」」
実弥と俺はそんなの初耳で同時に驚いた。
「伊黒、お前に恋愛感情なんていうもの存在していたんだな。」
「人を無機物みたいに言うな。」
「煉獄の継子……今まで人間だと思っていたんだがァ雌の蛇だったんだな。」
「甘露寺は正真正銘人間だ。不死川は俺の恋愛対象を蛇だと思っていたのか?」
まじかよ。伊黒が恋とか絶対関係ねぇもんだと思っていた。
「えっ、きっかけは?」
「俺の一目惚れだ。」
「は!?お前、俺のいない間になにそんな甘酸っぱいボーイミーツガール経験してんだこの野郎!」
「なんでキレてんだA。」
「ボーイミーツガールなんてもの太刀川にはまったく縁のないことだからな。地味に羨ましがってんだろ」
外野が煩いがそんなことどうでもいい!伊黒が一目惚れとか鬼舞辻無惨が藤の花の近くでタップダンスするくらいありえないことだろ!?
「太刀川、いいか?恋っていうのはな……………"落ちるもの"なんだ。」
「喧しいわ!」
伊黒を頼むから殴らせてくれ。
1249人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まよー - もう神作品です、夜中に笑い転げました (7月13日 1時) (レス) @page22 id: 4ebe815f43 (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主のツッコミで笑いすぎて死にそうwww (2021年10月16日 0時) (レス) @page14 id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
12777ef7a7fv5w2(プロフ) - 呼吸の名前を出してください。お願いします。 (2021年2月26日 21時) (レス) id: f5ad5d7db2 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 面白すぎる、、ツッコミのキレが半端なさすぎです。 (2020年12月6日 22時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - やばいてw 伊黒の恋愛感情=鬼舞辻無惨が藤の花の傍でタップダンスw (2020年11月29日 20時) (レス) id: 30e17e49e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年3月25日 21時