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三話 信頼性 ページ4

現在の夢主の年齢は17歳でしのぶさんや無一郎くんはまだ柱になっておりません。

――――――――――――――



「どうかしら、太刀川くん。」

「いや、問題ねえっす。むしろ木霊(こだま)とか妖精とか腐るほどいますね。」

「木霊?」

「樹木に宿る精霊です。まぁ、害はないですけど枝とか故意におったらブチ切れますね。」



現在、何をしているかというと薬を貰いに来たついでとして蝶屋敷の霊の様子を見た。

怪我人を治療するだけあり、此処は死人も多い。地縛霊など成仏し損ねた霊などをよく見かける。

それを俺は代金の代わりに祓っている。正直、めんどくさいし蝶屋敷は治療や診察に金を請求しないので俺も薬の代金を払う必要は無い。

ただ、この薬は健康体の俺が無理を言って譲ってもらっているので文句は言えない。



「すごいわね。私にも何か取り憑いているのかしら?」

「何も取り憑かれてないっすけど守護霊ならいますよ。」

「どんな方?」

「花みたいに綺麗な女性がいますよ。」



そう言えばカナエさんは嬉しそうに笑いお母さんかしら?と、はしゃいでいる。



「太刀川くんの守護霊はどんな方なの?」

「秘密っす。」

「えー!教えて「姉さん!!」あら?」



後ろから高い声が聞こえ振り返ればカナエさんに似た小柄な少女が立っていた。



「また霊なんてそんな不確かな存在を信じてるの?」

「見てしのぶ。あそこの木の影に木霊さんがいるらしいわよ?」

「姉さん!!」

「俺もう帰っていいすか?」


カナエさんに声をかけるがカナエさんの妹の怒りの矛先が俺に向く。



「姉さん!こんなヘラヘラ笑ってる胡散臭い男の言うことなんて信じちゃダメよ!」

「なんだとチビ。」


確かに自分は人を小馬鹿にした様な笑みを浮かべているとよく実弥に言われるがなぜそれを初対面の小娘にとやかく言われなくてはならいのか。




「姉さんを騙さないでください。そんなペラペラで信憑性がない話、私は信じませんからね!」

「信じたくなきゃ信じなくていいぜ、別に。お前に信用されたとこで俺には損も得もねぇし」

「はぁ!?何なんですか貴方?」



結局胡蝶妹のチクチクした怒鳴り声をのらりくらりと躱し俺は蝶屋敷を後にした。

四話 腐れ縁→←二話 霊媒師



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病葉 - ……………ってか五条悟ぅぅぅぅ (2020年12月26日 9時) (レス) id: 5950959ea4 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 最高に面白かったです!!! (2020年12月6日 19時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁 - cvを中村悠一さんイメージにしてくださってありがとうございますm(_ _)m (2020年9月5日 21時) (レス) id: 66cf0f24ad (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096 - ↓空気読まないコメント (2020年8月4日 15時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096 - 弁護士と書いて実.弥と読むw (2020年8月4日 15時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年3月15日 19時

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