霊柱は胡散臭い【鬼滅の刃】 (ページ24)

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二十三話渾名提案ページ24

「無難に蛇とおはぎでいいんじゃねぇのか？」

「おはぎのどこが無難なんだよ。風でいいだろうがァ」

「それはちょっと…予約した店の店員に呼ばれる時「次にお待ちのおはぎ様ー」って言われんだぞ。」

「ふざけているようにしか感じられないな。」

多分店員イラッとするだろうなぁ……舐めんとんのかってなりそう。

「うるせぇな。そう言う太刀川はどうなんだよ？」

「不死川(笑)とかどうだ。」

「名前まるまる入ってんじゃねぇか。なんでそんな常に馬鹿にされてるような呼び名で呼ばれなきゃなんねぇんだよ。」

「伊黒(笑)はどうだ？この呼び名。」

「嫌に決まっているだろうが。あと太刀川。お前が言うと二割増で腹が立つ。」

別にこの顔は小馬鹿にしてる訳じゃなくて元々だ。

「お前らは逆にどんなのが良いんだよ。」

「福士(ふくし)蒼汰(そうた)」

「新田真剣佑(あらたまっけんゆう)」

「どっからでてきたその名前。派手に原型とどめてねぇじゃねぇか。」

「何ここぞとばかりにちょっとかっこいい感じの名前にしてんだよ腹立つ。」

結局これも却下で振りだりに戻ってしまった。
それから何度も案を出すもどれもピンとこなかった。

「もう今まで通りでいいんじゃねぇか？」

「無責任なことを言うな宇髄。俺たちにとっては生命に関わる重大な問題だ。」

「もう呼び名はこれまで通り伊黒と実弥でいいだろ」

「あ"ぁ？それだと俺ら乗っ取られるんじゃねぇのかよ。」

散々な渾名を考えられたせいか心做しか二人ともイライラし始めている。短気が。

「御札とか御守りは仕方ねぇし持ち歩ける分だけやるよ。それに……

.

.

どんなにやばい悪霊も俺が3秒で祓ってやるよ」

「結婚してくれ太刀川。」

「いや、お前嫁さんいるだろ。」

「一緒に住んでくれ太刀川」

「やだよ」

「もう抱いてくれA」

「キモ」