霊柱は胡散臭い【鬼滅の刃】

十七話 鬼の正体 ページ18

――――――――――いい匂い……

酔うような甘い香り……

…この血の匂いは稀血だ。欲しい…欲しい欲しい！！

強くなれる！こいつを食えばもっと…もっともっと！









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「見ーつけた！」

「！？」






――――――霊の呼吸“一ノ型”霊魂一風






「いやぁ…やっぱり実弥の血はすげぇな。子供しか食わねぇロリコンさえメロメロだな。」

「気色悪ぃ言い方やめろやァ…」

「なぜ首を斬らない？手足を斬ったところでそいつは死なないだろうが。馬鹿か貴様は」



俺がそう言えば木の陰から二人が出てくる。
実弥の血の効果は抜群だ。傷口が残らないように注射器で血液をとったからカナエさんにも叱られない。


「まさか…なんで分かって……」

「いやぁー演技と人間の擬態は上手かったけど俺には通じないんだよねぇ……」



そこにいたのは実弥の血に飢えて牙を剥き出しにした森で助けた男だった。

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