検索窓
今日:56 hit、昨日:91 hit、合計:1,524,541 hit

十六話 少女の名 ページ17

「あー疲れたー」

「寝転ぶな太刀川。邪魔だ、鬱陶しい。」



伊黒は辛辣な言葉を告げて実弥は俺をまぁまぁな力で蹴飛ばす。扱い雑。



「おいA。なぜ泊まったんだ。蟹がだめになるだろ。」

「あっ、蟹忘れてた。」

「そういう問題じゃねぇだろ。」



不覚。俺ともあろうものが高級食材の存在を忘れるなんて……




「……まだいんのか。“鬼”が。」

「あぁ、おそらくな。さっき斬った鬼は弱すぎた。」

「確か隊士は既に五、六人送られて全員連絡が途絶えているらしいな。」



十二鬼月の存在を危惧して俺と実弥(伊黒はおまけ)を送っておいてここまで鬼が弱いはずがない。




「なにか裏がある筈だ…」

「――――――――すみません…」




襖の向こうから声をかけられ開ければそこには十代半ばの少女がいた。



「……お兄さん達鬼殺隊?」

「あぁ、そうだが。」

「………弟を助けて…!」



急に泣き出す少女。取り敢えず名前を聞けば嗚咽を漏らしながら小さい声で“美咲”と言った。



「弟は鬼に連れ去られたのか?」

「はい……食べられる前にはやく助けてほしいの…」

「と言っても……鬼がどこにいんのかわかんねぇしなァ」

「いや、鬼がどいつかもう分かってる」

「本当か!太刀川。」




そう言えば目で早く教えろと、訴える二人。




「嘘つくかよ。俺は幽霊の声が聞こえんだぞ。被害者から聞きゃ1発よ。」

「過去最高に胡散臭いお前が信用できる発言だな。」

「俺の詐欺師扱い本当にやめて欲しい」

十七話 鬼の正体→←十五話 救出



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (937 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1920人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

病葉 - ……………ってか五条悟ぅぅぅぅ (2020年12月26日 9時) (レス) id: 5950959ea4 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 最高に面白かったです!!! (2020年12月6日 19時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁 - cvを中村悠一さんイメージにしてくださってありがとうございますm(_ _)m (2020年9月5日 21時) (レス) id: 66cf0f24ad (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096 - ↓空気読まないコメント (2020年8月4日 15時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096 - 弁護士と書いて実.弥と読むw (2020年8月4日 15時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年3月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。