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「なにがいーの。ダテさんの」
「深澤とは似ても似つかないとこ」
「…なるほど。モテる男は苦手なのか」
「はぁ？宮舘君モテるの知らないの？仲良いんでしょ？」
「俺の方がモテる」
「深澤はモテるんじゃない。チャラいだけ」
深澤がモテるのは一応、不本意で、曲がりなりにも、分かってるつもりだから。
なんかムカつく。
あぁ言えばこう言う、お互いそんな性分だから軽く喧嘩になる事はしょっちゅうだけど、だったら私になんて構ってないで他の子相手してあげればいいのに、といつも思う。
「まぁそう言うなよ。今年も同じクラスなんだしさ、楽しくやろうぜ」
「…ほんとツイてないよなぁ。宮舘君とは離れちゃうし」
「だから俺と一緒なんだから良いじゃん」
「それがツイてないんだよ」
「まぁほら、星の数ほど男はいるって言うし」
「…もしかして慰めてる？」
いつもなら反抗して来るのにこんな調子なもんだから、つい。
思った事を口にしてしまえば、「俺優しいからね」と少し気まずそうな顔で笑う。
「…深澤のくせに生意気」
「はいはいそりゃあどーも」
そう、知ってる。
深澤にはこういう見えづらい優しさがある。
たまに、深澤がモテる理由をなるほどな、と納得する事があったり、なかったり。
「早く戻んなよ」
「Aは？」
「私はもうちょっとここにいる」
「じゃあ俺もいよー」
「優しいくせに一人になりたいのかな、みたいな気遣いはないわけね」
「一人になりたいの？」
「別に、深澤といたくないだけ」
「…つれねー奴」
そう言ったきり動こうとしないもんだから、何がなんでも居座る気だな、と呆れたように思った。
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バンビ(プロフ) - 葉月さん» 葉月様、コメントありがとうございます。これからも楽しんで頂けるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2022年4月22日 16時) (
レス) id: 0059ecb2b1 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 本当に話一つ一つ大好きです。これからも応援しています！無理になさらないように自分のペースで頑張ってください♡ (2022年4月22日 15時) (レス) @page49 id: e15b346611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年12月4日 22時
