一期一振side ページ32
"助けて！！一兄！！！"
"やだ！！ごめんなさいごめんなさい！！"
"痛いよ！やめて！！やだやだ！！"
今でも忘れられない…
嫌でも思い出してしまう…
一「弟たちを傷つけるのはやめてください！！私を代わりに殴ってください！！」
主「お前はレア太刀だ。そんな簡単に傷物にする訳にもいかないからな。その代わりしっかり働いてもらうからな」
一「分かりました！働きますから！弟だけは！」
主「うるせーな！！短刀なんかいくらでも出てくるだろ！！一振、二振り折れたところで変わらねーんだよ！ そうだ。
おい、一期。俺は思うんだよ。ストレスを溜めるのはよくねーだろ？やっぱり発散しねーとな。
だからよ、こうするんだよ！！」
バキッ！！！！！
"いち…に…ぃ…"
何が起こっているか分からず、主の足元を見ると折れた刀が…
刀？あれは… ！！！！！
一「ど、どうして！！どうしてですか！！」
主「言っただろう。ストレスが溜まってるからだって！お前らが俺を怒らせなきゃこんなことにはならないんだぜ。 恨むなら自分を恨め、一期」
私のせいなのか…
私が力不足だから？弱いから？
私は弟の一人も助けることができないのか？
情けない…
自分を許せない！
だが、こいつも許せない！！
いつか… 恨み晴らしてみせる。弟のためにも！！
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カッとなってつい、乱を叩いてしまった…
時々自分を制御できなくなる
刀の時はこんな感情も抱くことは無かったのに…
人間とは面倒なものですな
あぁ、憎いな、ニクイ
自分が憎い、主が憎い、あの者が憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
あの者を始末しなければ…
そうだ。あのもの達にも手伝って貰おう…
早速彼らに話をしてみよう…
ふふ。楽しみですな
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作者名：鶴華月 | 作成日時：2017年11月25日 22時
