これがブラック本丸 ページ25
うーん。これはひどいわね。
庭は荒れ放題。草木も枯れてるものが多い
庭だけでどれだけ酷い状態なのかが分かる
中もきっと酷いだろうな
よし！庭もひと通り見たことだし、今度は中も探索しよ！
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あ…れ？
ここどこだ？！
中はとても広く、迷子になりました。
え、待って、どうしよう！ここには頼れる人もいないのに！
と、とりあえず近くの部屋に入ってみよ！
そう思い、襖に手をかけ開けた…
そこには傷だらけで、血まみれの女の子がいた…
？「…だれ？」
その子は私の方を鋭い目つきで睨んできた
「あ、えっと、私はここを改善しに来たAです！」
いやいや！自己紹介どころじゃないよ！
なに？！あの傷！早く手当してないと！
「あ、あの！その傷治さないと」
？「は？治す？あなたが？無理でしょ」
「…。大丈夫。絶対助けるからね」
そう言って、私はその子の手を握り霊力を送り込んだ
その瞬間光が2人を包み込んだ
？「…。 あたたか…い」
傷は塞がり綺麗な状態に戻った
「ふぅー。よし！これで大丈夫だよ
って、え！！！待って！なんで泣いてるの？！
やり方間違ってた？！痛かったとか？！」
？「…ご、ごめんなさい。
あなたの霊力が…、優しくて…」
…。 そっか… きっと酷いことをいっぱいされたのね。 愛情も知らないで傷つけられて……
「もう。安心してね。私が、私が守ってあげるからね」
私はその子を抱きしめた
その子は今まで押し殺していた涙を全て解放するようにさっきよりも泣いた
……
乱「ありがとう。落ち着いたよ。
あ！名前言ってないよね！
僕の名前は乱藤四郎！一応言っておくけど
僕、男だからね？」
乱ちゃんね。へぇ、男か…
ん？？？？
男？！？！？！？
「え、え？！男！？じゃ、じゃあ、乱くんの方が…」
乱「だめ！乱ちゃんでいいよ！よろしくね！Aちゃん！」
「う、うん！よろしく！」
なんとか、1人和睦させることができた。
良かった… 笑顔にできた…
ぐぅ〜ｷｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
安心したらお腹がすいてしまった…
乱「あ！お腹鳴ったね！
じゃあ、厨に行こっか！
彼なら大丈夫だから…」
「彼？」
「着いたら教えるね」
乱ちゃんは大丈夫と言ったけど、どんな人が出てくるのか…
正直不安だけど
今は信じることから始めよう
まずは私から信じてあげないと！
私は乱ちゃんに手を引かれ、歩き始めた
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作者名：鶴華月 | 作成日時：2017年11月25日 22時
