よんじゅうご ページ45
ようやくベッドに辿り着けた頃にはわたしはもう眠たくって。もう頭が回らなかった。
「疲れたねごめん」
「たかくんとくっつけたからいいよ」
胸元に頭を埋めようとして思い出したけどたかくん、上裸なんだった。
「そんなかわいいこと言いながらくっついてきて〜、なに？まだしたりない？」
間近で見るたかくんの鎖骨にどきどきしていると優しく頭を撫でてくれて。後頭部に触れる大きな手のひらに、その温かさにとても安心する。
「たかくん」
「ん？」
「わたしでいいの？」
「なに、急に」
前からずっと思ってたんだけど、わたしにはたかくんはもったいない気がして。
どうして？って聞かれると困るんだけど、ただ漠然とそんな気がしていた。
たかくんに言い寄る他のきれいなお姉さんたちよりもここが勝ってるなんて自信を持って言えるところはないし。
「なんかなんとなく？」
「Aこそ、おれは他の人と違ってどっかに連れてくーとか外でデートとかできないけどおれでいいの？」
「ンフ、わたしも同じ仕事だしどこにも行けないんだよ？いいの？」
「おれはAといれるだけで幸せだからなんでもいーの！」
びっくりするくらい大きな声が聞こえてきて顔を上げると、フフって見たことないくらい幸せそうな顔で笑うたかくんと目が合った。
心臓がギューって苦しくなって、息が上手く出来なくなる。
こんな風にストレートに伝えてくれる人なんてなかなかいないと思う。
わたしもう、たかくんがA嫌だって言っても離れてあげられないかも。
わたしでいいの？なんて聞いたくせになんだよって感じだけど、わたしがいいよね？って思っちゃう。重いなあ本当。
「A顔真っ赤だよ」
「見ないで〜」
「えー見たい」
覗いちゃう！と顔を覗き込んでくるたかくん。
至近距離でじっと見つめられてクリクリの目と見つめあっているとプックリとした唇がなぜか魅惑的に見えて、そーっと唇を重ねてみる。
「フフ、珍しいね、どーしたの」
「したくなって」
「なにそれー！めっちゃかわいい！」
満面の笑みを浮かべたたかくんに力いっぱい抱きしめられるけど、たかくんの柔らかい唇の感触が恋しくって。
きっと身体がたかくんとのキスを欲してるんだと思う
「たかくん」
「なあに」
「もういっかいちゅーしたい、です」
「え」
「だめ、かな？」
「うわー！おれえっちな彼女持っちゃったね、困った」
「グフ、いいよ何回でもチューしよ」
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ねぎ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん！終わらせてみました！ありがとうございます〜(; ;)わたしも恋しくなってきたので、またいつかこの2人でお話を書けたらなと思います！読んでいただきありがとうございました！別作品もよろしくお願いします！ (2022年6月21日 8時) (
レス) id: ad33ce073d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ついに終わってしまわれたのですね…！！！バタバタしていて、読むのが遅くなり、最終回とても寂しいです… 。もしまた機会があれば、続編等ご検討ください…！！！別作品の更新も楽しみにしております！ (2022年5月22日 22時) (レス) @page50 id: a9e1723e86 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ(プロフ) - 由乃（よしの）さん» わー！ありがとうございます！！！楽しんでいただけるような続きを書けるようにがんばります！！ (2022年1月11日 1時) (レス) id: 8a17a4a235 (このIDを非表示/違反報告)
由乃（よしの）(プロフ) - きゃあーたかくんがあああ！ 続き楽しみです！！ (2022年1月10日 21時) (レス) @page33 id: a4b9ddb561 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ(プロフ) - はなさん» え〜！ありがとうございます！！これからもバンバン出します！！！ (2022年1月8日 0時) (レス) id: 8a17a4a235 (このIDを非表示/違反報告)
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