No.4 ページ4
物騒な事件が増えてるらしいって、、、怖いな。これから帰りが遅くなる時は北斗に迎えに来てもらおうかな。
とりあえず北斗に今あったことをLINEした。起きてたのか既読が早くつく。
Aなんか最近、この辺りで物騒な事件が増えてるらしくて。だからしばらくは夜遅くなるとき駅まで迎えに来て欲しいな。
北斗そうなんだ。わかった。物騒な事件なんて起きてるんだ。昼も気をつけなよ。ニュースかなんか?
Aううん、警察の人が聞き込みしてたの。
北斗そうなんだ。犯人はまだわかってないって?
Aうん。手がかりすらわかんなくて手こずってるらしいよ。
北斗そうなんだ。とにかく気をつけて。仕事頑張れ。
北斗の返事に陽気なスタンプを送ったら既読だけ着いて帰ってこなかった。そこら辺塩だよな〜とか考えつつ、耳にイヤホンをさそうとして、危ないかも、と思いとどまって辞めた。
何故か最近未来を大事にし始めたというか。未来を考える時間が多くなった。北斗に出会うまでは、身体も心もズタボロで、明日死んでもいい みたいなスタンスで生きていたこともあったけど今は違う。北斗に会えて全てがキラキラ輝いている。未来を大事にしようと思えたのもきっと未来を描くと必ず横に北斗がいるからだ。
人の未来予想図にまで着いてくるなんて北斗心配性だな。
待って今私すごい馬鹿みたいなこと考えてた。恥ずかしい?恥ずかしい!
顔を赤くしながら駅までの道を歩いて、満員電車に揺られてコーヒーショップへと向かった。
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作者名:Lee | 作成日時:2020年5月25日 20時