クリスマスだってばよ ページ25
先日あんな事をしてしまったので、学校に行ったら三ツ谷に何か言われるんじゃないか……と不安で堪らなかったが、幸運にも今日三ツ谷は休みだった。
神は私に味方したらしい。
それにあの事を三ツ谷に何か言われたとしても、そん時はぶん殴ってやればいいだけだ。(理不尽)
『ふふっ』
開き直ったのが故なのか謎の微笑が漏れる。
ところで、世間では今日クリスマスと言われている。
学校内では放課後にデートだの、イルミネーションだの騒いでいるが私に言わせてみれば愚行にしか見えない。
彼らはクリスチャンでもなければ、熱心に何をしているのか。
いや、クリスマスに相手がいないからという理由で嫉妬している訳では無い。
「Aちゃーん！今日の放課後空いてる……って、ごめん！Aちゃん絶対彼氏いるじゃん…変なこと聞いた！」
『…え？』
いや、誰も私に彼氏いるなんて言ってないが！？
何、自己解決してんだよ！アホなの？
クラスメイトの女子は放課後に私を何かに誘ってきたが、色々勘違いをして離れていった。
そもそも、私と釣り合う彼氏って何？
範○勇次郎？
素手のみで軍隊を殲滅するほどの戦闘力持ってる系男子？
オイオイ……この
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
放課後、イルミネーションで飾られた街をゆらゆらと……さ迷うように歩く。
今日は面白ェやついるかなぁ。
なんていつもの調子で知り合いを探していると……
「行くぞ、相棒！」
「うん！」
と、やけに気合いの入った様子のタケミチと松野の姿が。
クリスマスに特服とかマジで笑える。
アイツらにゆっくり近づいて、背後から『わっ…！』と出るとタケミチと松野は腰を抜かした。
「Aさん…！？ちょっ、脅かさないでくださいよ！」
「マジでビビった！」
『クリスマスに、2人とも何してるのぉ？』
驚いている2人の前に立って、普段の上目遣いでそう聞く。
「……決戦ッス」
『はぁー？』
松野が少し俯いて、そう答えた。
意外な内容に、思わず素が出る。
私は眉間に皺を寄せて2人を睨んだ。
『決戦…？今度は誰と戦うんだよ』
「バケモンみたいに強い人…とです」
タケミチの答えにその"バケモンみたいに強いやつ"に少しだけ興味が湧いた。
『私もついて行ってやろうか？』
「「だ、大丈夫です！」」
『ひどーい！折角親切に力貸してやるって言ってんのに何でそんなこと言うの？』
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のの - 三途出たら面白そう (2023年4月26日 23時) (
レス) @page9 id: 45d6e93948 (このIDを非表示/違反報告)
りな - 三途も出て欲しかったです (2022年12月18日 14時) (レス) @page8 id: d85abe7ad7 (このIDを非表示/違反報告)
奈々子 - ヒプマイバージョンも作って欲しいです飴村らむだにあわせたらぜったいおもしろそう (2022年7月31日 10時) (レス) @page15 id: 2f5361bf3f (このIDを非表示/違反報告)
M - ぶりっこかーうわぁって思いながら読んでみたら5ページ目で惚れましたありがとうございます (2022年6月30日 2時) (レス) @page5 id: 0bd2a9d625 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいんせちあ(プロフ) - あ"ーーーー！！！気になるぅ！！！！ (2022年6月19日 18時) (レス) @page47 id: 2e29fc010d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光と慈雨
| 作者ホームページ：http:// http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2021年9月21日 22時
