子育て奮闘記2 ページ48
〜1週間後〜
「ハルノ…!その傷はどうした!?」
「学校で転んだだけです」
「忌いましい教師共、ハルノが怪我をしているというのに応急処置もできんとは…!」
『もう溺愛じゃん』
ただのカスリ傷なのにDIOはハルノくんに出来た怪我でギャーギャーと。
大層な親バカだなぁー、と思いながら私はハルノくんの顔の汚れを拭く。
あれ、ハルノくんちょっと身長伸びた?
〜1年後〜
「A、見てください。テスト全教科100点ですよ」
『ええええぇ!!すっご!神童って奴だな』
これは"よく出来たね〜偉い偉い"とかのレベルでは無い。
何かもう頭を撫でるのも恐れ多くて私はハルノくんのテストの結果を見つめて震えていた。
「ンッン〜!流石我が息子よ。何にしてもNO.1じゃあなきゃ意味がないよなァ!」
「うるさいですよ」
何かDIOに対して辛辣になってんのウケる。
〜5年後〜
「今日の参観日2人は来ないでください。テレンスにもう頼みました」
『何で!?ハルノくん酷いじゃないか!』
「そうだぞハルノ、何か不服な事でもあるのか?」
そう言うとハルノくんは、はぁ〜と大きなため息をつく。
大きくなって生意気になったぜ!ちくしょう
「父さんはまず絶対に大人しく出来ないじゃあないですか。学校に迷惑がかかる。あとAは同級生に関係性を聞かれた時に面倒なので」
なんだその理由。
ちょっと納得できなかったので私とDIOはハルノくんに内緒で参観日へ行き、後日怒られたのであった。
〜10年後〜
『き、金髪!?』
「これじゃあまるで、父さんみたいじゃないか…!」
『いやハルノくん、似合ってるよ』
ある日を境にハルノくんの髪色が黒から金に変わっていた。
髪の毛も伸びて何処と無くDIOに似てきた。
そう言うとハルノくんは怒るのだ。
「いい加減ハルノって呼ぶのやめてください。僕はジョルノ・ジョバァーナになったんだ。あと、父さんに似てると言われると無性に腹が立つ」
『すまん』
あ、あれ?
可愛かったジョルノはどこへ?
育成ゲームの仕方間違えたかな…?
最近ハル…いやジョルノくんは夜な夜な外へ出かけたり、お小遣いを欲しがらなくなったり
何か悪い事をしているんじゃないかと不安になる。
まぁジョルノくんは強いから心配無用だろうけど!
「A、あなたもう28でしょう?そろそろ子離れした方がいいんじゃあないですか?」
『ジョルノくん、そんな事言わないでよぉ!』
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俺☆ - やばいめっちゃ面白いのにめっちゃ感動してる。何だこれ。 (2023年1月5日 11時) (レス) @page50 id: b2c114123d (このIDを非表示/違反報告)
Earthあーす(プロフ) - あれなんか目がナイアガラの滝になってる (2023年1月4日 18時) (レス) @page43 id: 0fcf2cea39 (このIDを非表示/違反報告)
しらとめ(プロフ) - 面白いのになんとなく泣きそうになってきます (2022年11月28日 17時) (レス) @page35 id: 353a651934 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - DIOの代わりに空条承太郎パイセンとくっついちゃいましょう!!面白かったです。続きを楽しみに待ってます!! (2022年11月28日 1時) (レス) @page33 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
ペトリ皿(プロフ) - やばい。展開も何もかもが面白すぎる。 (2022年11月27日 18時) (レス) @page32 id: cbc38767b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光と慈雨 | 作者ホームページ:http:// http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時:2022年9月5日 23時