たくさんの可愛いをキミに７ ページ7
慧side
大「すみません、次ヘアセットですよね？」
「あ、ハイ！そうですね、もう一度あそこに座ってください」
スタッフの女性が大ちゃんを座るよう促し、俺もまた彼の後ろに立つ。
すると、鏡の横に置いてあった、毛先がクルンと巻いてある黒髪ロングのウィッグを手に持って彼女が俺の近くに運んで来た。
「このようなものでよろしいですか？」
慧「おぉ…すげぇ…これで大丈夫です！」
「分かりました。あと、前髪はシースルーということで…ピンはご要望通りパールをお持ちしました」
そう言ってウエストポーチから大切そうに取り出された髪留めは、5つの白いパールが並んでいる可愛い小さめのもので。
慧「うわ〜大ちゃんに似合いそう〜…！」
「ふふ、そんなに喜んでいただけて良かったです」
優しく微笑んだ彼女は、すぐにヘアセットに取り掛かり
着々と大ちゃんの女装が仕上がり始める。
「よしっ……出来ました！」
大ちゃんの前髪をチョイチョイっと櫛で直してから、彼女が声を上げた。
大「おおぉぉお………」
慧「………やっべぇな…」
完成への途中経過は見ていたものの、仕上がってからもう一度しっかりと大ちゃんを見つめると、それはもう……
言葉にならないくらいの可愛さで。
シースルーにして良かった。
量の少ないふわっとした前髪が、すごく似合ってるし。
大ちゃん自身も、この仕上がりには驚いたようで顔を鏡にグイッと近づけて自分を見つめてる。
大「これは…中々いいんじゃない？」
慧「中々どころじゃないよ！めっっちゃくちゃ可愛い……」
世界的雑誌のお偉いさんがビビッと来ただけのことはある。
子犬のような可愛らしい女の子かと思えば、オトコを魅了する優しい色気を持ち合わせている大ちゃん。
これは本当に…イロイロと危ないというか…
意図せず上がってしまう口角を手で隠す。
慧「よし、撮影行こう！」
大「そうだね、ここからが本番！」
自分の姿を見て少し自信が湧いたらしい彼の背中を押して、スタジオに向かわせる。
そうでもしないと、ここにずっといたら大ちゃんを襲 ってしまいそうになってたまらないからさ…笑
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くわずいも(プロフ) - たぴおかさん» お返事遅くなってすみません！！ありがとうございます(//∇//)そう言っていただけて嬉しいです！書いている私自身も円盤見たらにやけちゃいそうです笑 (2020年3月28日 0時) (
レス) id: a3880cc396 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおか(プロフ) - 円盤化されてだいきんぐといのてりみたらくわずいもさんのお話思い出してニヤニヤしちゃいそうです^ - ^ (2020年3月22日 0時) (レス) id: a165e435f9 (このIDを非表示/違反報告)
くわずいも(プロフ) - たぴおかさん» な、な、何周も！？ですか！？ありがとうございます(T-T)すごくすごく励みになります！頑張ります！ (2020年3月14日 1時) (レス) id: a3880cc396 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおか(プロフ) - くわずいもさんの作品何周もして更新待ってましたー！ゆっくり頑張ってください！ (2020年3月14日 0時) (レス) id: a165e435f9 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - くわずいもさん» やったーー！！もちろん！いつまででも待ってまーす(*´∇｀*) (2019年12月22日 11時) (レス) id: 56de0c7aaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くわずいも | 作成日時：2019年11月30日 21時
