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望「いや、やっぱこの辺でええわ」
「そうか？何かあったら言えよ！」
でもやりたいことがない俺はただ単に福岡に行く理由がない。
近くにおりたいからってそんな理由じゃAは絶対納得せーへん気がした。
いつもなら最後まで授業に出て真っ直ぐ家に帰る。
ただこの日は違った。
無性にA会いたくなって、連絡をするか迷っていた時門の奥にAとノアの姿があった。
『望くん！』
望「え？なんしてるん？」
「Aの付き添い！」
『今日早く終わったから、たまには私が迎え？に行きたいなーと思って…』
望「そうか…びびった笑」
「じゃー、あとは2人で仲良くね！望！ちゃんと送り届けてね！」
望「分かってるわ」
ノアは俺たちとは反対方向に帰って行って久しぶりの2人。
手を繋ぐことすら緊張して思うようにうまく話せへん。
俺こんなにヘタレやったんや。
『ごめんね、急に』
望「何で謝るん？」
『学校まで押しかけて迷惑だっかなーと思って』
望「いや、俺も連絡しようと思ってたから」
「望くん髪の毛染めたんだね」
望「あんま見らんとって笑」
『似合ってる！』
望「見んなって笑」
Aの変わらへん笑顔に良くも悪くも胸がグッと痛くなる。
歩道にも関わらずつい抱き締め、車の音すら聞こえへんぐらいAの事しか頭になかった。
望「A会いたかった」
『私も。ごめんね時間作れなくて』
望「謝らんでええって。今日は勉強大丈夫なん？」
『うん！息抜き！』
望「そうか！」
ゲーセン行ったりアイス食ったり、なんてことない放課後がありえへんぐらい楽しかった。
あっという間に外は真っ暗。
数時間一緒にいて、Aが頑張ってんのにいつまでもグチグチ言ってたらアカンなー。と反省。
でももし、勉強できる時間を俺に割いてうまくいかへんかったら？
そう考えると入試が終わるまで会わへん方がお互いの為やと考えたりもした。
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蒼乃碧(プロフ) - 初めまして。大ちゃんの登場にちょっと吹いたり、離れ離れが決まってるのでしんみりしたり…更新楽しみに待ってます^_^ (2022年9月23日 1時) (
レス) @page46 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
てら - 更新して欲しいです (2022年7月22日 0時) (レス) @page44 id: cd11592684 (このIDを非表示/違反報告)
加奈子 - 更新が24で止まってるんですけど…めっちゃ楽しみにしてます (2022年1月9日 20時) (レス) id: ba2cff1722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ria | 作成日時：2021年9月30日 12時
