24日目 ページ36
『ぎゃー!!!!!!!!!!』
小南「何どうしたの!?」
『トリガーぶっ壊れた!!!!!!』
手のひらには粉々になったトリガー。
どうした私のトリガー。
私のmyトリガー。
そんな事があり、仕方なく自分のトリガーを手放して修理してもらっている間、私はボーダーのいち隊員として活動……出来なくなってしまった。
そんなある日。
『あ。昔のトリガー』
部屋を掃除していたところ、まだスコーピオンが迅によって開発される前。
迅を含め、私も孤月を使っていたときのトリガーを発見した。
戦えないよりかはある方がマシだと思い、手始めにトリガーを起動してみる。
トリガー
『あれ。ココ、私の部屋…?』
見覚えがあるもの、無いもの。どちらも混在している自分の部屋、らしきものに困惑を覚える。
困った時。
頭の中に思い浮かぶのは悠ちゃんの顔。
悠ちゃんは何処だろう、と私は部屋の外へと出た。
『悠ちゃん!』
自分の部屋の隣にある悠ちゃんの部屋。
そこを訪ねても部屋は空っぽ。
もぬけの殻だった。
『リビングかな。』
そうして私はリビングへと足を運ぶ。
『悠ちゃんどこー?』
ガチャり、とリビングの戸を開けると沢山の知らない人が居た。
小南「あれ?!Aじゃない!何その格好ー!トリオン体?」
知らないお姉ちゃんが私に近付いて、声を上げている。
しかも、私の名前を知っていた。
『え…あ、えっと…。悠ちゃんの、お友達ですか、』
烏丸「悠ちゃん?」
小南「迅の事よ。ってか、昔ごっこのつもり?あんたもそういう冗談言うのね」
可愛いところあるじゃない。そんな事を言いながら、私の頭を撫でてくるお姉ちゃん。
何を言っているのか、まったく分からなかった。
『あのっ……ほんとうに、誰ですか…?玉狛に、何か用ですか。悠ちゃんのこと、知ってるの…?』
私がそう言うと、元気なお姉ちゃんと、落ち着いたお兄ちゃんと、ずっと話を聞いていた大きな人が顔を見合せたいた。
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作者名:いちごおれ?? | 作成日時:2023年2月20日 23時