紅に染まれば ( 桃×赤 )

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＿＿＿＿赤side



橙「んんんん、

まーた元気なさげですねぇ…」


赤「あ、昭子先生…」


橙「まいだーりんが心配してましたよ。」







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まいだーりんってまた

一世代遅れた言葉を使うもんだな

なんて、失礼なことを思いつつ

淳太の顔が思い浮かぶ。







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橙「高校の時の元カノさん、が

そんなに良かったんですか…？」


赤「いや、まぁ……」





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元カノやなくて、あくまで元カレや。

訂正する気なんてさらさら無いんやけど。








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紫「こんにちはーー！！！

ぱりぴぽ株式会社の者ですーー！！！」


橙「あ、いつもお世話になってますー！」









いつも備品の注文を承ってもらっている

ぱりぴぽ株式会社さん。






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毎週水曜日に立ち寄ってくれる

担当の濱田さんは

とっても気さくな方で…






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橙「濱田さん！お茶でも！」


紫「いやいや、いつもありがたいんですけどねー、

次のとこ行かんとあかんのですわ笑」


橙「まぁまぁ、そう言わずに…」







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ほらほら、また始まった。

昭子先生は、いつも引き止めるけれど

ほとんどお茶なんてして行かない。







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紫「あ、そーだ！

今日は悲しいお知らせがあるんです…」


橙「え！なんですか！！！」


紫「実は、この度ですね

海外の長期出張が決まりまして…

ここの担当をかわっちゃうんですよ…」






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橙「そ、そうなんですか！？！？

えー、残念です。

せっかく仲良くなれたのに…」







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あれ？

淳太の彼女さんは

あまりにもガードが緩いんちゃう？







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そんな呑気なこと思ってたのに…







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紫「本当に寂しいですわ…

ですが！

来週からは超絶ハンサムで同期の

コタキがこちらにお世話になります！」


橙「イケメンさんですか！！！

濱田さんの認めるイケメンさんは

さぞ、イケメンさんなのでしょーね！」






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コタキ、さんか…

コタキ…ｺﾀｷ？

Kotaki…コタキ…小瀧？






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赤「まさか、コタキって小瀧…？」







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紫「下の名前もイケメンっすよ！

コタキノゾムって言うんすよ！！」





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これは神様の悪戯？








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