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3話 ページ3

彩side

奈「お姉ちゃん、おやすみなさい」

『ん、おやすみ』

KZのみんなと別れてから、夕食やお風呂を済ませて勉強をしているとすっかり寝る時間になっていた

奈子と言葉を交わして30分後、奈子は寝息をたてながらグッスリと眠っていた

『……行くか』

私は隠すように仕舞っていたパーカーを取り出し、フードを目深に被る

そして玄関から持って来ていた靴を取り出し、部屋の窓から外に出た

屋根から道路に飛び降り、俺はとある家を目指す

その家は白い壁が特徴的だった

大きさと長さが違う直方体の箱をL字型に並べたような、現代的なデザイン

大きいテラスがあり、綺麗にライトアップされている辺り、豪邸と言っても差し支えない

私はポケットからカードキーを取り出し、玄関ドアにかざした

ガチャッと音がして、ロックが解除される

俺は中に入り、リビングを目指した

??「__。___いる」

??「ああ。____だな」

数名の話し声が聞こえる中、リビングへと繋がる扉を開けた

氷月「やっと来たか」

一番に反応したのは白色のパーカーを着た、雪花(せっか)氷月(ひつき)だった

氷月はとにかく知識が豊富

どんな事でも知っている、百科事典のような奴だ

ザン「彩、来て最初に手を洗わないなんて珍しいな」

その次は濃紺のパーカーを着た、ザン・カイヤナイト

ザンは日本生まれ日本育ちのフランス人とイギリス人のハーフ

こいつの最大の特徴は気配に敏感で、耳がものすごく良い事

家に入った時点で俺の訪問は察していたのだろう

俺は黙って洗面所に行く

手を洗っていると、鏡に俺以外の人物が映り込んだ

『朔夜、頼むから黙って後ろに立つのはやめてくれ。驚くから』

その正体は御影(みかげ)朔夜(さくや)

ザンとは正反対に、気配を消すことが得意な奴

4人の中ではかなり寡黙だな

パーカーの色は黒

朔夜「わかった」

朔夜の返事を聞き、リビングに戻ると、4人分のコーヒーが用意されていた

ザン「それで、今日はどうした?」

その言葉に、俺は溜めに溜めた怒りを爆発させる

『どうした、じゃねーよ!!!』

俺は立花彩

灰色のパーカーを着ている

本来の性格はかなり男子っぽく、一人称は俺

この3人と探偵チームApexをやっていて、一応、リーダーという立ち位置だ

ここ、Apexのアジト兼、3人の家に響き渡った俺の声は虚しくも空気の読めない奴にかき消された

ザン「うるさい。コーヒー、冷めるぞ」

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HIRU - 更新ありがとうございます! 続きがでて、嬉しいです(人*´∀`)。*゚+ (2020年10月14日 16時) (レス) id: 5e35832e7d (このIDを非表示/違反報告)
HIRU - 最高に面白かったです!! (2020年10月1日 17時) (レス) id: 25cdd64a13 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新、ありがとうございます! とても面白いです! (2020年3月30日 15時) (レス) id: b3e83051c6 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新待ってます! 続き、楽しみです (2020年3月27日 10時) (レス) id: f75b931708 (このIDを非表示/違反報告)
未胡成(プロフ) - ヤッバイ笑ニヤニヤが止まんないくらい面白いです。応援しています!頑張ってください! (2020年3月26日 0時) (レス) id: 834fae0dd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シャビ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年3月22日 18時

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