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1話 ページ1

彩side

若「諸君!探偵チームApex(アペックス)について、知ってるか!?」

若武が久しぶりの集合をかけ、一言目に出した言葉がこれだった

今日は土曜日でみんなが若武の家に集まっている

私はちょうど、島崎さんお手製のドーナツを味わっているところだった

上「こいつさ」

上杉君はもう飽き飽きしていると言いたげな顔で若武を指差す

上「最近ずっとこればっかりなんだよ。寄ると触ると、Apexに会いたい、Apexを超えてやるって。聞いてるこっちの身にもなれ」

探偵チームApexというのは世界中で話題になっている探偵チームのこと

関わった事件は数知れず、絶対に事件を解決してしまうことで有名なんだ

ただ、その正体は謎に包まれているんだよね

全員がフードを被って顔を隠しているから、性別すらわかっていないんじゃなかったっけ

それに実は私はみんなに隠していることがある

それはこのApexに関するものだけど……今はまだ明かさない方が賢明かな

黒「それで、集合はそのApexに関するものって事かな。若武先生?」

黒木君の言葉に、若武は満面の笑みで頷く

若「喜べ!天は俺らに味方したぞ!」

その言葉と共に、若武はあるものを取り出した

小「手紙?」

若武が取り出したグレーの封筒には、若武和臣様と丁寧な文字で書かれていた

そしてその裏には……

『探偵チームApex!?』

あの有名なチーム名が確かに書かれていた

え、なんで?

どうしてこんなものが若武に……

動揺している私には気付かず、若武は封筒を開け、中身を私達が見えるように見せた


拝啓
高く空気が澄んだ空に、澄みきった心で一日をスタートできる好季節。
若武様も、ますますご活躍のことと存じます。
さて、貴方様の事については私達の耳にも入って来ております。
私達への応援、感謝しています。
そして私達自身、貴方様に興味を抱きました。
もしよろしければ、一度お会いして頂きたいのです。
しかし、これにはいくつか条件をつけさせていただきます。
1.私達の正体について探らない事
2.もし私達の正体がわかったとしても露呈させない事
その代わり、5、6名程度でしたらご友人の方々も一緒にいらっしゃってください。
歓迎致します。
来週の土曜日の14時、駅前の神無月喫茶店でお待ちしています。
それでは、会える日を楽しみにしております。
探偵チームApex
若武和臣様

2話→



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HIRU - 更新ありがとうございます! 続きがでて、嬉しいです(人*´∀`)。*゚+ (2020年10月14日 16時) (レス) id: 5e35832e7d (このIDを非表示/違反報告)
HIRU - 最高に面白かったです!! (2020年10月1日 17時) (レス) id: 25cdd64a13 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新、ありがとうございます! とても面白いです! (2020年3月30日 15時) (レス) id: b3e83051c6 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新待ってます! 続き、楽しみです (2020年3月27日 10時) (レス) id: f75b931708 (このIDを非表示/違反報告)
未胡成(プロフ) - ヤッバイ笑ニヤニヤが止まんないくらい面白いです。応援しています!頑張ってください! (2020年3月26日 0時) (レス) id: 834fae0dd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シャビ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年3月22日 18時

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