標的１２ ページ13
バジルｓｉｄｅ
目の前には大きな屋敷だ。
ここが・・・ルノの家なんですか！？
貴「ただいま」
ルノが言うと、一人の女の人が出てきた。
「おや、ノエル様、お帰りなさい」
ノエル・・・？
貴「ああ、ただいま。こちらは僕の友人のバジル君です。バジル、この人は佐々木サン」
わからないことが多すぎて拙者、頭がフリーズしそうです・・・。
――――――――――
――――――――――――――――――――
ルノは拙者を応接間のようなところに通した。
貴「ずいぶんと驚いたようだネ？」
バ「・・・」
ルノは優雅な動作で先ほどの佐々木さんが持ってきてくださった紅茶を一口飲む。
ルノの動作ひとつひとつに目が行く。
バ「・・・ノエルってどういうことですか！？」
貴「ノエル・フォン・シュヴァルツェンベルク。それが僕の本名だヨ」
バ「シュヴァルツェンベルク！？」
貴「今まで隠していてごめんヨ。・・・改めまして、シュヴァルツェンベルク家第１２代目当主、ノエル・フォン・シュヴァルツェンベルクです」
シュヴァルツェンベルク家っていうだけでも驚くのに、当主なんですか！？
バ「でも・・・何で急に拙者に教えてくれる気になったんですか？」
貴「僕は立場上、戦闘は御法度ダ。だから、リング戦は見に行けない」
バ「！」
貴「でも、通信ぐらいなら許される。バジルには僕が渡した端末を持っていってほしいンだ」
バ「持っていったら何かあるんですか？」
貴「モニターを通して通話ができるヨ」
「ノエル様、バジル様、お食事の準備が整いました」
貴「わかりました」
ノエルはふ、とこちらを向く。
貴「このことは皆には秘密ダヨ？」
バ「わかりました！」
貴「さ、行こうカ。食堂まで案内するヨ」
ノエルに話を聞くと、ここはシュヴァルツェンベルク家の別邸らしい。
本家はもっと大きいとのこと。
貴「さ、ここだヨ」
家が広いから当たり前といえば当たり前なのだろう、食堂はこれまた広かった。
貴「サ、席についテ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
与那嶺飛鳥(プロフ) - 颯さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです！！ (2016年12月12日 12時) (
レス) id: 7a9620817e (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - とても楽しかったです！！次のお話も楽しみにしてます！！ (2016年12月11日 23時) (レス) id: a7e46eef08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：与那嶺飛鳥 | 作成日時：2016年11月29日 21時
