標的１０ ページ11
貴方ｓｉｄｅ
てかあのトンファー、僕があげた奴じゃないノ？
僕が改造した部分もそのままだし・・・。
てことは目の前の雲雀少年はあの時の・・・。
そこまで考えて親方サマが近くにいないことに気がつく。
どこいった。
まァいいや。僕はディーノサンにちょっかいかけよう。
貴「やっほウ、修行はかどってル？」
ディ「なっ、ルノアール！！」
雲雀(以下：雲)「・・・誰、君」
やっぱり忘れてるかぁ。
貴「"ハジメマシテ"、雲雀少年。僕はルノアール」
雲「・・・」
ディ「ていうかルノアール、あいつと一緒にいたんじゃないのか？」
貴「考え事してる間に置いて行かれたヨ」
ディ「ならお前もこいつの修行手伝ってくれよ」
貴「エ、やだヨ・・・」
雲「君、強いの？」
貴「さァ・・・どうだろうねェ。少なくとも昔の君よりかは強かったヨ」
雲「・・・」
貴「僕はこの後バジルと合流しなくちゃいけないンダ。だから雲雀少年の修行はできないよ。修行頑張ってネ」
僕はそう言ってその場を離れた。
――――――――――翌日。
バジルと合流するために昨日の崖にくると、親方サマがいた。
貴「やァ、親方サマァ。昨日はよくも置いていってくれたネ？」
僕が言うと、親方サマは悪戯が見つかった子供のような顔をした。
親「ヤ、ヤァ、ルノアール君」
貴「まァおかげでちょっかいはかけれたけどネ」
それはよかった、と親方サマはそそくさとどこかに消えた。
バ「ルノ！お久しぶりです！」
貴「やァ、バジル。体の調子はいかが？」
バジルはすこぶる元気そうだった。
ディーノサンの部下のロマーリオサンが言ってたようにさほど傷は深くなかったのだろう。
バ「はい、ロマーリオ殿とルノの傷薬のおかげでかなり良くなりました。ありがとうございます！」
貴「どういたしマシテ」
ツ「えっと・・・あなたは・・・？」
貴「ああ、ちゃんと自己紹介してなかったね。僕はルノアール。よろしくネ、綱吉少年」
リ「ルノアールもツナの家庭教師するか？」
貴「僕は機械をいじりたいから遠慮するヨ。バジル、渡してた端末貸しテ」
バ「？」
貴「改良してから返すヨ。夜までにはできる」
流れ弾が来ないような適当な岩を見つけた僕は白衣の内ポケットから様々な工具を取り出して端末をいじりはじめた。
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与那嶺飛鳥(プロフ) - 颯さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです！！ (2016年12月12日 12時) (
レス) id: 7a9620817e (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - とても楽しかったです！！次のお話も楽しみにしてます！！ (2016年12月11日 23時) (レス) id: a7e46eef08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：与那嶺飛鳥 | 作成日時：2016年11月29日 21時
