ジャポンのヤンキー、魔法使いになる【ハリポタ】 (ページ14)

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フーチ先生の明確な情報が少ないため、飛行訓練の先生はまだマダム・フーチではないということにします。捏造ごめんなさい。

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アタシが変身術の授業で『レパロ』を完璧に行ったことで、大喜びのマクゴナガルせんせーから10点をもらったあと。

ついに飛行訓練の授業になった。

「よろしいですか、皆さん。箒の横に立って、「上がれ」とハッキリ言うのですよ」

皆が先生の指示に従い、箒の隣に立つ。アタシが箒の隣に立つと、目の前にいたのはポッターだった。その隣にはブラックがいる。

「やあ、アヤナミ！調子はどう？」

『まあまあだな』

「そこ、おしゃべりしてないで！さあ、皆さん、いっせいに『上がれ』！」

アタシとポッターは注意をされたが、ヤンキーといたずらっ子のアタシ達にとっては痛くも痒くもない。むしろ日常茶飯事だ。

「ふふ、Msジャパニーズは真剣にやっても箒は言うことを聞かないでしょうね」

こっそりと右方面から聞こえてくる声。おい、聞こえてっからな、ガキ。

見てろよォ…と手を箒にかざす。そして……

『上がれ』「上がれ」

アタシとポッターが偶然にも同じタイミングで、箒に向かって言ったそのとき。二つの箒はフワリとあがり、アタシの手に、ポッターの手に包まれた。

「まあ！Mr.ポッターとMsアヤナミがやりました！グリフィンドールとレイブンクローにそれぞれ10点！」

「やったね、アヤナミ」

『そうだな』

先生が嬉しそうに点をくれた。今日でもう20点稼いじまったぜ。

ポッターも嬉しそうで、アタシにウィンクを投げてきた。おちゃめなヤツめ。

右方面から悔しそうな舌打ちが聞こえる。ベルの箒はコロコロと転がるだけで、一向に上がる気配がない。ま、頑張ってくれたまえ。

「あー！もう！なんで上がらないのよ！！モンキーには上がるくせに！！」

ベルは箒の様子に悔しそうに歯噛みしている。

そんなベルの様子に、こちらもまだ箒が上がっていないサラとケイトがニンマリと微笑んだ。

サラはまだしもケイトも、悪い笑みを浮かべることがあるんだなぁとしみじみ思うな。

とりま、サラもケイトも箒あげようぜ。