声優界のモテ男と歌姫【中村悠一】

声優界の歌姫32 ページ33

クリスマス────



その日の多くは誰かと一緒に過ごす1日｡




友達,家族,恋人……




だが、声優にはそんなの関係ないんですよ！！




そういったイベント事の時、仕事をしてるからね。




休みが入らない限りは｡





え‍？じゃぁ私は誰と過ごしてるかって‍？





それは────





「メリークリスマス！！今日は三宅Aのライブに来てくれてありがとうございます！最後までお楽しみください！」





モブ「みやさ〜ん！！」




モブ「可愛い〜！！」




私は東京某所でライブを行っていた。




会場に来たお客さん1万人｡




本当に嬉しい限りです。




声も戻った事だし、1日お客さんを楽しませよう！




手なわけで、三宅Aは1万人のお客さんとクリスマスを過ごした｡






*

ライブが終わったのは夜の20時だった。




まぁ、18時公演だったら、いい感じの時間帯で終わったか。




さて、家に帰ったら1人か……クリぼっちって奴か。




悠一さんも仕事だし……




「みゃ〜さんに構ってもらお」




衣装の服から私服に着替え終え、途中コンビニに軽いものを買って自宅に戻った｡




*

モブ「外寒いね」




モブ「俺が暖めてやるからもっとくっつけ」




コンビニの袋を持ち、家路につく中こんな会話があちこちから聞こえる。




彼氏彼女がいない側だったら“リア充爆発しろ”とかを言ってるよ。




まぁ周りから見れば私もその一員に見えるだろう。




だって1人で歩いているから｡




「今年はみゃ〜さんとクリスマス〜｡……あぁ寒っ」




小声で呟いた後、寒いから急いで家に帰ることにした。




ﾋﾟﾛｰﾝ



「悠一さんだ……“俺の家に来いよ”悠一さん仕事終わってたんだ」




軽く返事を打った後、家とは違う方向にある悠一さんの家に向かうことにした。




あれ‍？そう言えば、





「悠一さんの家に行くの初めてな気がする」

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