もしも…出逢わなければ…2nd (ページ3)

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2話ページ3

お風呂から2人が上がれば、丁度いいタイミングでご飯が出来た。

松葉「お腹すいたぁ！！」

真弥「おなかすいたぁ！！」

パジャマに着替えた2人に可愛いと思いながら、ご飯をテーブルに運んでいく。

松葉「いつもありがとな！明日は俺が作るから！」

貴「え？いいよ！明日も仕事あるでしょ？家事は任せてよ！」

ゆうちゃんは、でも…と申し訳なさそうにしていて、本当にいい人だと思った…

松葉「真弥〜ちゃんといただきますしてからだぞ〜」

真弥「いただきます！」

松葉「いただきます！」

貴「はい！召し上がれ！」

真弥が口いっぱいにご飯を食べている姿を二人で愛おしいと思いながら、

ゆうちゃんが真弥の口を拭いて上げてる姿に、幸せを感じながら、

私はこの幸せが一生続くように神様にお祈りをした。

「ニュースです。昨夜○○区五丁目で銃声が聞こえると通報がありました。警察が向かったところ、1人の遺体が発見され───…」

松葉「…最近増えてないか？似た事件」

貴「そうだね…しかも結構近い…」

真弥「？」

この時の私は…まだあの二人に再開する事など全く思っていなかった…

─────────────

松葉「じゃあ、行ってくるな！」

ゆうちゃんを見送って、真弥を保育園に預け職場に向かった。

私は運転中に違和感を感じた。

貴「あの車…さっきから着いてきてる？」

私が曲がるところ曲がるところ付いてくるのだ。

気のせいかと思っていたが、さすがにこんなに付いてくるのはおかしいと思い、少しスピードを出して遠回りすることにした。

赤信号でも止まった時に会社に連絡を入れ、ハンドルを握り直した。

15分くらい掛かったが何とか撒いて、会社に向かった。

それにしてもあの車はなんだったんだろう…と思いながら仕事をした。

私の思い込みかとも思ったが、どうも腑に落ちなかった。

バックミラーで顔を確認したが、全然知らない人だったし…

とりあえず今は気の所為で片付ける事にした。