もしも…出逢わなければ…2nd (ページ2)

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1話ページ2

真弥「ママぁ！パパがおしごといくって！」

貴「え？今日は早めに行くの？」

食器を洗っていた私は真弥を追いかけて玄関に向かう。

ゆうちゃんがもう靴を履いて鞄を持っている所だった。

松葉「今日は会議があるから、早めに行くわ」

いつもの優しい笑顔を私たちに向けてくれる。

貴「そっか、気を付けてね！」

真弥「パパ！いってきますのぎゅーは？」

真弥はジャンプしながらゆうちゃんに抱きつこうとしていた。

本当に我が子は可愛いと思う瞬間だった…

松葉「お！そーだなっ！ぎゅーっ！！」

そんなふたりを見ていると、ゆうちゃんに腕を引かれ私も一緒に抱き締めてくれた。

朝から3人の笑い声が玄関に響く。

真弥を抱っこして、ゆうちゃんをお見送りした後は私の仕事の準備だった。

貴「真弥〜！保育園に行く支度をするよ〜！」

真弥「もうおわったよ！」

えっ？と思い見れば、たしかに着替えたけど髪がボサボサの真弥がいた。

貴「おいで！髪縛ってあげるから！」

真弥は笑顔で走ってくるのを受け止めて、座らせた。

支度を終えて、車を出す…

保育園に真弥を送って、先生に挨拶をしていると、真弥の手を握る男の子が居た。

先生「あ、悠真くんっていう子です。あの子最近…真弥ちゃんと遊んでる子なんですよ」

真弥は笑顔で悠真くんおはよ！と言って居たので、とても仲良しなのかなとた思い、安心して預けた。

職場に着いて、席に着く。

今パートとして働いてるこの職場は、前まで社員として働いてる所だった。

なので仕事内容はあまり変わらない。

パソコンと睨めっこしていれば時間はあっという間だった。

私は9時から出社して、15時に退社していた。

退社したあとは真弥を迎えに行き、夕飯の買い出しを済ませて帰宅。

このルーティーンだった。

たまに私の母とゆうちゃんの母が遊びに来てくれて、真弥の相手をしてくれたりしていた。

貴「真弥〜ご飯食べる前にお風呂入っちゃうか！」

その瞬間…インターホンが鳴った。

ゆうちゃんが帰ってきた

真弥がキャッキャとはしゃぎながら、ゆうちゃんに抱っこされてリビングに戻ってきた。

貴「おかえり〜！お疲れ様！お風呂あるよ！」

松葉「お！ありがとう！」

私がそう言うと、2人は仲良く洗面所に向かった。