cn side ページ3
教室に戻って席に着く
この学校は席は決まってなくて
学期の始めに座ったところがその学期の
自分の席になるって感じ
毎日友達同士で席変えてもいいみたい
まぁ僕は当たり前だけど涼介の隣
涼介が窓際の1番後ろっていう割といい席に
座ってたからラッキー
ただ問題は僕の前に座っているノッポ
邪魔でしかない
それになんかさっきから涼介のことガン見
してるし
当の本人は寝てるから気づいてないけど
あっ目合った
……………………………………
「何?」
「いや…あのーもしかして 侑李くん?」
「なんで下の名前?」
「えっとー苗字覚えてなくて…」
いやなんで名前知ってんの、この人
「あの〜じゃあ苗字教えてくれる?」
「侑李でいい」
「えっあっじゃ侑李、で」
「…ねぇ君もしかして助っ人くん?」
「えっ?えっとー」
「だから、クラス教えてくれた人?」
「…あっうん多分涼介くんに」
「涼介くんって呼んでるんだー」
「ダメかな」
「いきなり下の名前だったら涼介びっくり
するかもね」
「そっかあ、うーん どうしようかなぁ」
涼介がびっくりするからっていうか
下の名前で呼んで欲しくなかっただけなんだけどね
涼介って呼んでいいの僕だけだし
あっノッポの名前聞いてなかった
………ノッポでいいか、
「んぅ、んーふぁぁあ、ん ゆーりぃ?」
「おはよう涼介」
「おはよー!ヤマ」
「「……ヤマ…?」」
「なにそれ」
「んー?ヤマのあだ名!どう?」
「ダサ 「嬉しい! あだ名なんて初めてだもん
あっお名前聞いてもいい?」
「うん!俺の名前は中島裕翔」
「ゆうとくんかぁ いい名前だね」
「…ゆーてぃ、あだ名ゆーてぃね」
「はじめてつけられたw」
「なんか文句ある?」
「んーん 気に入った!」
ふーん割とダサめにつけたんだけど
「いいね、ゆーてぃかぁ
俺もそう呼ぼっかなー」
「ヤマはさ、裕翔って呼んでよ」
「えぇ〜恥ずかしい
んーじゃあゆーとくんって呼ぶ!」
「いつか裕翔って呼んでね」
「んーいつかねー いつか」
なんか仲良くなってるし、涼介人見知りなのに
打ち解けるの早っ
ゆーてぃがすごいのか?
いや、僕が隣にいたからだな、うん
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作者名:凛奈 | 作成日時:2019年10月27日 12時