06.お花見の季節。夜編 part2 ページ7
「おーい、椿はビールでいいのか?」
乾杯する飲み物どうするー?
と盛り上がっている中、京兄はひか兄とギャーギャー言い合いをしている。
...あの二人、仲いいなぁ。
「いいかなー、みんな、何か手に持ったかーい？」
雅兄が紙コップを上に掲げた。
「じゃあ、乾杯しようか。
...風斗、受験お疲れ様。」
その言葉で風ちゃんが軽く片手を挙げる。
「...どうも。」
「そしてみんなも毎日お疲れさま。
今日はゆっくりと楽しもう。
それじゃ、カンパイ！！」
********************
「あれっ、なんだよ、肉ないの、京兄。」
侑介が不満そうにつぶやくと、京兄の動きがぴたっと止まった。
....あれ？なんか地雷？
「なんか野菜ばっかりじゃん。」
「事情があるんです.............深い事情がね。」
...よくわからないけど、これだけは言える。
侑介、いいから無駄なことは言わずに早く逃げろ!!!
「それに花見なんですから、花を愛でればいいでしょう。」
「えー、俺、花より団子なんだけど。」
「侑介、ちょ...！」
それ以上は!!
「ことわざを混ぜるとは、洒落た事を言いますね。
........とても含蓄に富んだ言葉です。感激しましたよ、侑介。」
...普段よりずっと低い声で、そういった京兄にやっと気づいたのか、侑介は生野菜のサラダをどさっと自分の取り皿に乗せた。
「いや、俺、野菜、好きだから.....はは..」
「えー、僕、お肉食べたいーっ」
...弥の無邪気な声が響くと同時に、箸の折れるバキッという音がした。
あー..........。
「あ、あの、私何か買ってきます!!」
絵麻はそう言って慌てた様に立ち上がった。
「あ、買い物なら僕が行くよ。」
「あたし、行くよ?
暗いし、混んで来てるから...」
年下の妹に行かせる訳には行かないので、止めに入る。
せめて、誰かがついて行かないと、だ。
「いえ、大丈夫ですから...行って来ます。」
絵麻が靴を履いて、行こうとしたところだった。
「―――俺も一緒に行く。」
昴がすくっと、立ち上がったのは。
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この - この作品が面白くて好き！続き待ってます！ (2013年10月1日 21時) (
レス) id: 429bef5dfe (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 鳴斗..さん» 俺のほうが駄作を代表する。 (2013年8月18日 16時) (レス) id: 2373d2c1bd (このIDを非表示/違反報告)
鳴斗..(プロフ) - 凛さん» そんなことないない!!読んできたよ!!!←めっちゃおもろかったーー！鮫柄いいよね〜＾＾あたしのが駄作を...。 (2013年8月17日 17時) (レス) id: 4676a102c0 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 鳴斗..さん» 駄作ですよ？冗談じゃなくマジで (2013年8月17日 17時) (レス) id: f3d636cae2 (このIDを非表示/違反報告)
鳴斗..(プロフ) - 凛さん» !!!プロフの画像の凛ちゃんでハッと気づいてｗｗFree!いいですよね!小説読みに行きます!!!ｗ (2013年8月17日 17時) (レス) id: 4676a102c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠乙女ゲームとツイッター廃人。 | 作成日時：2013年8月12日 13時
