きんぷり。【King&Prince】2 (ページ31)

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A

室内に戻ってプレゼント渡さないと

あとそろそろ体も冷えてきたしメンバー起こそうかなって思いながら窓の方へ行くと

謎に腕を掴まれた

『…、ん？』

振り返っても廉の表情は良く見えず

覗き込むように顔を伺う

けど一向に目は合わずで、…はぁ

『変なの…』

静かな廉は本当に危険←

あ、じゃなくて何考えてるかわからないって意味ね？

腕は離してくれたけどこの時間がなんなのか明らかにならないまま

メンバーの声がリビングから聞こえてきた

完全に起きたね、あれは

車出さないと

『廉、もう帰る時間』

って言うと何も言わずに正面から抱きついてくる

『え、酔ってないよね？そんな弱くないもんね』

永瀬「…」

言葉で返さない代わりに腕の力が強くなる

もうホント意味わかんない

『なに？眠いなら家で寝てください？』

永瀬「嫌」

それは答えるのかよ

あの、首に顔埋めるのやめてもらっても良いですか

廉だけじゃなくて他のメンバーもだけど←

『帰んないの？』

永瀬「…泊まる」

メンバー全員ここまで廉の車で来たらしいから、私が送るとなったら廉の車を出すことになる

最後に廉の家に帰したあとはタクシーで帰ってこようかなって思ってたけど

「皆んな帰したら2人で飲も」

だってさ

本気で泊まる気だったのかよ←

『…はいはい』

軽く頭を撫でれば笑った気がした

『もうホントに終わり、リビング戻るよ？メンバー早く帰さないと』

明るい室内の照明に慣れない目と寒空の下で十分冷めた体で入る

廉も早く入りなよ？風邪ひくから