1歩目 ページ2
暁ーそろそろ行きますか?−
久しぶりに洞へ向かうことにした。
だが、空が飛べないので異様に時間がかかる。
暁ー私だとまだ迷うので、代わって頂けますか?ー
わかった。代わろう。
私の住んでいた洞があった沼へ向かう。
まだ人間の体は慣れない。
山道を黙々と登って行くと、懐かしい景色が見えてきた。
とは言え、前は空から見ていたのだが。
今にも飛び立ちたくなる。
沼の底を覗き込むと、美しい浅葱色の鱗が見えた。
菊水「久しいな。私の体・・・」
でも、まだ戻れない。
暁ーまだちょっと怖いですー
<声>が少し震えている。
あれから一ヶ月、か。
あいつのせいで身体から追い出されたあの日から。
おかげで私の身体には触れることもできなくなった。
この暁が私を受け入れてくれなっかたらどうなっていたことか。
武菱。憎たらしいその名前を思い出しながら、
私はあの時のことを思い出していた・・・
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主人公は菊水です、一応・・・。
キャラ名を無駄に和っぽくするのが楽しくて仕方ないです。
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りん(プロフ) - 更新頑張です!良かったら私の作品の小説と新作見て評価&コメお願いします! (2015年10月3日 14時) (レス) id: 72f95d498c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:candyにゃんこ | 作成日時:2015年10月3日 14時