【妖の森】カルミア、僕が嘘をついた日。【派生作品】 (ページ9)

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じゅういちがつのじゅういちにちページ9

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＿＿鏡の日

そう思うと、タンスたっぷりの指の剥製も怪しくなりました。首飾り、化粧道具、嫉妬深いおかあさま＿＿

＿＿ああ、おかあさまは、僕のとおさまをろくでなしだとおっしゃっていたではありませんか。何故それがわかったのでしょう？出産の日に来なかったから？

いえ、きっと。
きっとおかあさまがとおさまをろくでなしにしたのでしょう。色目を使い孤独につけこみ……とおさまをかあさまから奪った、そうではありませんか？

とおさまも好い人では無かったかもしれませんが、そう考えるとおかあさまがもっと憎たらしくなりました。

きっと僕の耳もでお化粧道具を買い揃えるためだったのでしょう。ご飯が代わり映えしないわけだ。

ああ。何も信じたくありません。
だって、どうしたらよかったんです？

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