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『キタミツのお母さん、思ったより元気そうでよかったね』





ザクザク、と雪の上を歩く音に紛れて、宮田が呟く。





「…ん、そうだね」





元気そう、だった。確かに。

息子を無くした母親としては、意外な程。





俺達を元気づけるために無理をしているのだと、きっと誰もが気付いていたけど、あえてそのことには触れなかった。



俺達がきちんと立ち直った姿を見せること、それだけがみつのお母さんへの恩返しだって、思った。








ザク、ザク、ザク…



6人揃って、雪道を歩く。


朝よりも少し硬くなった雪は、沈黙の中で歌うように音を鳴らした。







少し歩いたとこで、突如、遠くの方にポツンと立ち尽くす人影が目に入った。






_“あの人、何してるんだろう…”





待ち合わせだろうか、それとも、道に迷った?



ぼんやりとした興味から、立ち止まって、ハァ、と一つ白い息を吐く。




目を凝らすと、次第にはっきりと浮かびあがるその人影。







高校生くらいだろうか。

綺麗な顔立ちと、明るい髪色

全体的に垢抜けた雰囲気は、それだけで同業者だとわかった。







『横尾さん?どうしたの?』




急に立ち止まった俺に、宮田が不思議そうに振り返る。


俺が動かずにいると、今度は視線を俺の見ている先に合わせ、声を上げた。






『あれ?あの子ジュニアの子じゃない?』


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mini7(プロフ) - 北斗七星さん、はじめまして!コメント頂いていたのに気付かず、すっかりお返事が遅れてしまってすみません( ; ; ) 優しいコメントに癒されました♪ありがとうございます!まだまだ長くなりそうな本作ですが、今後も読んで頂けたら嬉しいです♪♪ (2017年8月4日 12時) (レス) id: ae4bbeb56a (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - はじめまして。久しぶりに感動するお話に出会いました冒頭が涙が止まらずなかなか進まなかったのですがこのあとどうなっていくのか楽しみに読ませていただきたいと思います。まだ継続中ということなので無理せず更新頑張ってください(*´ー`*) (2017年6月28日 16時) (レス) id: f11e66082c (このIDを非表示/違反報告)
mini7(プロフ) - おかゆ×ももさん» おかゆ×ももサン、ありがとうございます! ももさんのコメントに、むしろ私がウルッときちゃいました…(;_;) 私の拙い文章から色んな事を感じ取って下さって、こんなに嬉しいことはありません!(;_;) 第2章の方も、どうぞ宜しくお願いします♪ (2017年4月2日 16時) (レス) id: 7c7051b57e (このIDを非表示/違反報告)
mini7(プロフ) - maasanさん» maasanさん、コメントありがとうございます!楽しんで頂けて光栄です(*^_^*) なかなか定期的に更新出来ず、お待たせしてしまってばかりですが、第2章の方も大事に書き進めていきますので、どうぞ見守っていて下さいね♪ (2017年4月2日 16時) (レス) id: 7c7051b57e (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ×もも(プロフ) - 悲しい感じのお話だけど、Kis-My-Ft2の絆とか、大切なものを失う辛さ、すべての当たり前だと思っていることが、確率の高い奇跡なんだってことに改めて気づきました。とても感動したし、寝なきゃいけないのに、つい一気読みしてしまいました…。続編楽しみに待ってます! (2017年4月2日 0時) (レス) id: 5fc692a4f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mini7 | 作成日時:2017年1月15日 22時

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