【nightmare!sans】メア様しかいない反応集Repeat!×2

R:貴方がナイトメアを庇った ページ36

今日もAと二人きりでデート...

そんな幸せな時間を過ごすはずだったのに、

そんな希望は一瞬で崩されてしまったのだった。

｢クソ...ｯ｣

2人で歩いていたその時、俺達は仕事の仇やらなんやらか。

そんな心底馬鹿馬鹿しい輩が襲いかかってきた。

それに加えて其奴はそこそこの力を持っていて、

彼女を守りながら戦って少し苦戦していた。

Aの前でこんなに姿は見せられないってのに...

そんな下らない事を考えていた所為で、背後に映る影に気が付かなかった。

『う゛ｯ...』

ちょうど後ろにいたAがその攻撃を...

いや違う。彼女は俺を庇ったんだ。

さっきまで少し離れていた所にいたはずだったのに、

今は俺のすぐ後ろにいるのだ。

｢ｯ...俺なんて庇っても何も変わらないだろうに...｣

俺があんなやつの攻撃なんぞで俺がどうかなるわけが無い。

しかし、なってしまった物は仕方がない。

時計が逆回りに動く事は無いのだ。

そして彼奴が彼女に手を出したって事ももう変わりはしないのだろう。

｢...所で、随分派手にやってくれたじゃないか?｣

どんなに命乞いをしようが何だろうが、もう見逃す気は無い。

俺はゆっくりと奴の背後に立った。

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