ある冬の日 ページ2
夏目 「いってきまーす!」
外には冷たい風が吹いている
もうすぐ、冬だ。また先生と足跡をつけにいこう
ガサガサ
近くの茂みが揺れた
夏目 「……」
とっさに身構えた、が
そこから出てきたのは、妖ではなかった
? 「はぁ、はぁ、逃げ切った、かな?…」
出てきたのは、中学生くらいの少女。
真っ白な髪に赤い目が特徴的だ
にゃ 「なーつめー!」
? 「ひゃっ!白いブタネコ!」
バシッと音がしたと思ったら、先生は地面に伸びていた。
夏目 「ハァ…」
? 「…ッは!あ、あの〜この猫はあなたの猫ですか?」
夏目 「そう…だけど…」
ガサガサ
? 「あ、あのっ!すみません!私、急いでいるので!失礼します!」
そういって少女は立ち去る
妖 「夏目殿、ここらで人の子を見ませんでしたか?」
夏目 「ん?ああ、その子ならこっちに行ったぞ?」
妖 「ありがとうございます。そのかわり面白い情報を知りたくはありませんか?」
夏目 「面白い情報?」
妖 「はい、最近ここらに人の子が引っ越してきて、その人の子が"神の友人帳"とやらを持っているそうで」
夏目 「神の友人帳?」
にゃ 「それなら私も聞いたことがあるぞ、神の名前のみを集めた友人帳だ。お前の持っている友人帳よりはるかに上だぞ」
夏目 「へぇーそんなものが」
妖 「2つの友人帳、継ぎし者、一つになれば禍(わざわい)が起こるであろう。とまで言われる代物です」
妖 「先ほどの人の子から強い妖力を感じました。夏目殿お気をつけてください」
夏目 「ああ、わかったよ」
__夜__
ピーンポーン
夏目 「はーい」
玄関を開けたらそこに、今朝の少女が立っていた
藤 「あら、氷華ちゃん、いらっしゃい」
夏目 「知っているんですか?」
藤 「ええ、あの子は親がいなくてよく遊びに来ていたのよ」
氷華 「紅雪氷華です。これからよろしく願いします」
夏目 「とりあえず、上がって?」
氷華 「はい」
_____
夏目 「藤原さんに聞いたよ。ここに住むんだってね」
氷華 「はい」
夏目 「俺は夏目貴志。夏目って呼んでね」
氷華 「はい、夏目さん」
夏目 「こっちの猫はニャンコ先生。ほら先生、挨拶を…」
にゃ 「おい、娘」
氷華 「なに」
にゃ 「友人帳を渡せ」
ニャンコ先生が友人帳の名前を口にしたとたん、彼女は少し動揺した
続く
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小真紀(プロフ) - はい!よろしくです! (2016年10月21日 8時) (レス) id: a061b3425d (このIDを非表示/違反報告)
影月氷雨(プロフ) - 小真紀さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年10月21日 0時) (レス) id: 32f944305a (このIDを非表示/違反報告)
小真紀(プロフ) - イベント参加ありがとうございます!更新頑張ってくださいませ! (2016年10月20日 22時) (レス) id: a061b3425d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影月氷雨 | 作成日時:2016年10月20日 20時