＊story97 信玄side ページ48
昌景と昌豊に、あいつから片時も目を離すなと命令し、あいつと別れて夜が更ける。
信「はぁぁ…やっちまった…」
昌「さぁて、困りましたね」
信「はっはっはっ！困ったな！」
信「クソ…。全然困ってねぇよな…むしろ笑ってるよな…」
昌「そんなに怖いですか。彼女に嫌われてしまったかもしれないことが」
信「だってよ…なんだってあんな怒鳴り散らすような言い方…」
昌「だけど信玄様が彼女に告げたこと。あれは、誰かが言わなければならなかったことです」
信「確かにな」
信「それでも言い方ってもんがあるだろ」
昼にあいつを怒鳴ったことに、俺は激しい自己嫌悪に陥っていた。
昌「ただ…彼女の様子がおかしいことも、今回の原因の一つかと思われます」
信「だな。…思いっきり信玄に怒鳴られたというのに、あまり動じていないように見えたが…」
昌「普段の彼女なら、激しく落ち込んでしまうかと思ったのですが…」
信「けど踏み込むなって言われちまったし、深追いするわけにもいかねぇだろ」
あんなにはっきりと拒絶されたのは初めてだから、正直俺は戸惑っている。
あいつは何と一人で戦っているのか。
それがあいつのためになるのか、ならないのか。
…いや、俺が一番怖いのは…。
信「俺はもう寝る」
二人にそう告げ、中に入る。
俺が、一番怖いのは…。
『信玄さーん！！』
あいつがそれを乗り越えた時、今までのあいつがいなくなっちまいそうで、怖いんだ。
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ふく - おかかさんのこのお話、大好きです。続きを本当に楽しみにしています。 (2020年3月5日 21時) (
レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - 小説消されると書くのが嫌になりますよねでも頑張ってください待っています (2018年10月30日 12時) (レス) id: 53aaf76c78 (このIDを非表示/違反報告)
サケ - 続き消されましたか？それでも頑張って下さい (2018年8月20日 0時) (レス) id: ced462d407 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - あの続編消されてしまったんですか？ (2018年8月14日 9時) (レス) id: 40a916232a (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - 紅葉さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです♪ただ今スランプのため…もう少々お待ちいただけると幸いです…！これからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2018年2月28日 15時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかか | 作成日時：2017年11月14日 15時
