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*story84 ページ35

数日後。

貴「困った」

私は部屋で、一人頭を悩ませていた。

信「A、入ってもいいか?」

貴「信玄さん?別にいいよー」

許可を出すと、襖から信玄さんが現れる。

信「どうかしたのか?難しい顔をしているが…」

貴「まぁ私としてはちょっと問題なんだけど…。もう一つ薬の棚が欲しいと思ってさ」

そう、薬を置く棚がもういっぱいなのだ。

貴「古くなったのは処分したりしてるけど、やっぱり足りなくて…」

信「確かにいっぱいだな…。これ、どれがどれだか分かってるのか…?」

貴「ちょっと、バカにしないでよね。ちゃんと把握してますよーだ」

ベーッと舌を出すと、信玄さんは"悪い悪い"と笑う。

貴「それで、信玄さんは?」

信「豊臣軍から手紙が届いたんだ。お前宛にな」

貴「私?」

信「この文字、もしかしたら結月からの手紙じゃないか?」

信玄さんから渡された手紙には、確かに私の名前が記されていて、結月ちゃんの名前もある。

貴「今更あの時の文句でも言いたかったのかな」

信「お前なぁ…」

とりあえず手紙を受け取り、それを読む。

貴「……神器」

信「?なんて書いてあるんだ?」

貴「信玄さん。今すぐみんなを広間に集めても大丈夫?」

私がそう言うと、信玄さんは表情を硬くする。

貴「私が元の世界に帰るための手がかりが書いてあるんだ」

信「…わかった」

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ふく - おかかさんのこのお話、大好きです。続きを本当に楽しみにしています。 (2020年3月5日 21時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - 小説消されると書くのが嫌になりますよねでも頑張ってください待っています (2018年10月30日 12時) (レス) id: 53aaf76c78 (このIDを非表示/違反報告)
サケ - 続き消されましたか?それでも頑張って下さい (2018年8月20日 0時) (レス) id: ced462d407 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - あの続編消されてしまったんですか? (2018年8月14日 9時) (レス) id: 40a916232a (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - 紅葉さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです♪ただ今スランプのため…もう少々お待ちいただけると幸いです…!これからもこの作品をよろしくお願い致します! (2018年2月28日 15時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかか | 作成日時:2017年11月14日 15時

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