*story53 ページ4
貴「ちょ、ちょっとタンマ!!」
ビシィっと手を突き出す。
昌「ん?どうしたの?」
昌豊さんが不思議そうな顔をしている。
貴「昌信さん、どうして私が異世界の人間だってことを…!?」
信「あ、言ってなかったか?もう俺がみんなに話したんだ」
貴「早く言ってよそういうことは!!」
信「わ、悪い…」
私のツッコミに気圧される信玄さんだが、またすぐに真剣な表情になる。
信「そうなると…。そいつも不思議な血の力を持っている可能性が高いな…」
貴「まぁ、そうだね…」
少しの沈黙の後、信玄さんはこう言った。
信「よし、豊臣軍に接触してみよう」
昌「えぇ!?本気ですか!?」
昌景が驚いた顔で声を上げる。
信「豊臣秀吉といえば、織田信長に近い存在だ。こいつらのことを知れば、織田軍が黙っているはずがない」
信「うむ。力づくでも奪いに来ることもあるだろう」
貴「うわ、えげつない…」
信「同盟の申し出をしてみよう。それに、お前も同じ異世界の人間と話せば、気が楽になるんじゃないか?」
みんなが私の方を見る。
貴「…あ、えーっと…」
……ただ、私はみんなに病気や過去のこと以外で隠し事をしている。
昌「あれ?なんでそんなに困ってるの?」
昌信さんが目を丸くする。
貴「…じ、実は…。私、もう一つ隠し事をしていて…」
昌「はぁ!?お前今更…!」
貴「だ、だって!まさか同じ異世界の人がいるなんて思わなかったし!!」
信「…話してくれるか?」
貴「…えっと…」
私は昌信さんをみた。
貴「その子って…私と同じ歳そうに見えた…?」
昌「そうだね。少なくとも離れてることはないだろうけど…」
その言葉に、私は血の気が引く。
貴「…さ、サイアクだ…!!」
昌「どういうことなの…?」
私は仕方なく、白状することにした。
貴「じ、実は…」
貴「私、同い年の人…苦手なんだ」
115人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふく - おかかさんのこのお話、大好きです。続きを本当に楽しみにしています。 (2020年3月5日 21時) (レス) id: 61180c9817 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - 小説消されると書くのが嫌になりますよねでも頑張ってください待っています (2018年10月30日 12時) (レス) id: 53aaf76c78 (このIDを非表示/違反報告)
サケ - 続き消されましたか?それでも頑張って下さい (2018年8月20日 0時) (レス) id: ced462d407 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - あの続編消されてしまったんですか? (2018年8月14日 9時) (レス) id: 40a916232a (このIDを非表示/違反報告)
おかか(プロフ) - 紅葉さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです♪ただ今スランプのため…もう少々お待ちいただけると幸いです…!これからもこの作品をよろしくお願い致します! (2018年2月28日 15時) (レス) id: 4fe1a36d40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おかか | 作成日時:2017年11月14日 15時