距離 ページ10
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｢てめえはそんな事思ってたんだな。｣
『っ、そんな事って何？』
｢___ しょうもねえ。｣
その瞬間私の中で何かが切れた。
『もう___ 左馬刻には会わない。』
｢___ あ"あ"？｣
『しょうもないから会わない。』
｢てめえ自分が何言ってんのか分かってんだろうな？あ"あ"？｣
『分かって言ってる。』
左馬刻が私の腕を掴もうとしてきたけど振り払う。
今までの私と違ったからか左馬刻はそれ以上私に触ろうとはしてこない。
下を向いてる私は左馬刻の顔が見えないけど、怒っている事は雰囲気で流石にわかる。
『___ さようなら。』
｢おい、待てや、ごら。｣
流石にさようならはまずかったのか本気でキレて巻舌になる左馬刻に私は振り向いて目を合わせる。
左馬刻の目は鋭くて目だけで私は殺されそうだった。
｢お前調子乗ってんじゃねえぞ、あ"あ"！？｣
『乗ってない、本気だから。』
そこまで言って私は左馬刻に背中を向ける。
｢ほお、そうか。だが、俺様から逃げれると思うなよ？｣
私は返事をせずに部屋を出て走った。
正直左馬刻の最後の目は本気で怖かった。
急いでタクシーに乗り込み自分の家に帰る。
タクシーから降りて周りをキョロキョロして左馬刻が居ないかを確認して家に入った。
『 っ、___ はあ、はあっ、』
玄関の鍵を閉めて座り込む。
『や、やってしまった。』
左馬刻に喧嘩売ってしまった。私死ぬかも。
でも正直スッキリしている自分もいて訳の分からない感情が大量に押し寄せてきた。
『と、とりあえず___ どうしよう。』
少し考えてから私はここ二年間の念願だったゆっくりお風呂を入るって事からしようと思い湯船にお湯をはる。
久しぶりの長風呂に逆上せそうになりながらも自由を噛み締めていた。
だけど、鏡にうつった自分の姿を見て何処か寂しくなる。
『私、狂ってるな。』
ボソッと呟き鏡から目を逸らしてお風呂から上がった。
携帯が光ってるのが見えて恐る恐る開くと大量の左馬刻からの着信履歴に私は恐怖を感じて携帯の電源を落とした。
一瞬有美からの着信履歴が見えたけど流石に掛け直せれない。
『あ、明日有美に事情説明しよう。』
私は色々忘れる為に布団へ潜り込んで自分の体を抱き締めた。
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いずな - 蛙離茶さんありがとうございます！もちちさんすいません (2021年1月20日 17時) (
レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
蛙離茶 - いずなさんもちちさんがモ父さんに変換しちゃってますよ！ もちちさん凄く面白かったです！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: 2527b580b0 (このIDを非表示/違反報告)
いずな - モ父さんのこの作品を見て束縛、嫉妬にはまりました！とても、面白かったです！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - リンさん» 初めまして！嬉しいです！！ありがとうございます(＞＜) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！！束縛、嫉妬系良いですよね！好きな人にされるとキュンキュンしちゃいます(^q^) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@羽黒 | 作成日時：2020年10月9日 1時
