喧嘩 ページ9
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学校は平和に終わり、有美に左馬刻が迎えに来ている事を告げて急いで学校を出た。
門の近くには黒いベンツが止まっており女子がきゃあきゃあ騒いでいる。
それもいつもの事だから気にせず女子をかき分けて車に近づき乗り込む。
｢___ 出せ。｣
私には何も言わず運転手さんに一言そう言うと車は動き出した。
無言のまま左馬刻の事務所へ向かう。
気まずいと言えば気まずいけど今はそっちの方が有り難い。
写真の事があるから。
事務所に到着すると運転手さんがドアを開けてくれお礼を言って車から降りた。
左馬刻の後ろについて事務所の中に入ると直ぐに左馬刻は煙草を吸い始める。
私はソファに座って大人しくしていると横に左馬刻が座った。
｢てめえはヤキモチとか妬かねえのな。｣
『___ へ？』
急に何を言うかと思えばそんな事を言われて変な声が出た。
｢俺が他の女に取られても何とも思わねえのか。｣
『い、いや、そんな事は___、』
｢じゃあどう思うんだ。｣
急に聞かれても考えた事も無くて私は考え込む。
｢言っておくが俺と付き合いてえ女はそこら中にいるぜ？｣
『それは、知ってるけ、ど___。』
｢ほお、じゃあどう思うんだ。｣
『想像した事も無かったか、ら。』
私は考えながらも下を向くと少し左馬刻は苛立って来たようでさっき吸ったばかりなのにまた煙草に火を付けた。
｢じゃあ、他の女と遊んでも文句ねえんだな？｣
『___ え？』
予想外の言葉に私は左馬刻の方を見ると真剣な顔をしていて私には本気のように見えた。
｢まあ、お前は何も言わねえもんな。俺が他の女と遊ぼうがヤろうが___ っ、｣
________ ﾊﾟﾝｯ！
私は気づけば左馬刻をビンタしていた。
涙も無意識のうちに出てきた。
この時に初めて左馬刻に対して怒りを覚えて大声で叫ぶ。
『私に対してあんだけ束縛しておいて自分は何しても良い訳！？私に本気じゃないんならさっさと振れば良かったじゃない！！』
｢てめえ何が言いてえんだ。｣
左馬刻はいつも以上に鋭い目をして私を睨む。
それでも私は止まる事なく言葉は次から次へと出てくる。
『左馬刻は私に何も言わないじゃない！！私は左馬刻の気持ちも考えも何一つ分からない！！デートすらした事ない！！こんなの、___ 惨め過ぎるっ、！！』
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いずな - 蛙離茶さんありがとうございます！もちちさんすいません (2021年1月20日 17時) (
レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
蛙離茶 - いずなさんもちちさんがモ父さんに変換しちゃってますよ！ もちちさん凄く面白かったです！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: 2527b580b0 (このIDを非表示/違反報告)
いずな - モ父さんのこの作品を見て束縛、嫉妬にはまりました！とても、面白かったです！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - リンさん» 初めまして！嬉しいです！！ありがとうございます(＞＜) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！！束縛、嫉妬系良いですよね！好きな人にされるとキュンキュンしちゃいます(^q^) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@羽黒 | 作成日時：2020年10月9日 1時
