混乱 ページ7
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それから泣き過ぎてお互いの顔を見て笑い合った。
二人してメイクが崩れ酷い顔をしていた。
「とりあえず、メイク直そっか。」
『うん、そうだね。』
二人でメイクを直しながら今の流行の化粧品の話しをしたりしていると、私は皆と変わらない女子大生だと思い知らされる。
『でも、私ピンク似合わないからなあ。』
「うーん、確かにAは美人系だからね。ピンクとかよりダーク系の色の方が似合うね。」
『有美は可愛い系だからピンクとか良く似合うし羨ましいよ。』
二人でメイクを直し終えてケーキの残りを食べた。
有美と食べるケーキはコンビニのだろうと何でも美味しく感じる。
「そういえば、Aの好きなブランドのお店が学校の近くに出来たらしいよ!」
『え、嘘!?行きたい!』
「学校帰り行こうよ!」
『うん、行く行く!!』
楽しみ過ぎて学校行くのが待ち遠しい。
気づけばもう夕方になっていて楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
「うわ、やばっ!今日バイトだった!!」
『え、まじ!?間に合う?』
「うん、大丈夫!じゃあ、私帰るね!また明日学校でね!」
『うん、気をつけてね!今日はありがとう!』
有美は慌てて家を出て行き、心配になったけど30分経った頃にメールが来て「無事間に合った。」と書いてあり胸を撫で下ろした。
何もやる事が無くて私はソファへ座ってボーッとする。
一人でいるには広過ぎる左馬刻の家は落ち着かない。
私は両親を早いうちに亡くし、祖父から援助して貰いながら一人暮らしをしているから家は一人用で狭いけどそっちの方がやっぱり落ち着く。
ソファにゴロンと寝転がると机の下に何か落ちているのに気づき手に取った。
『___ っ、これ、!!』
それは私が中学生の時の写真で何故左馬刻が持っているのかが分からず混乱する。
左馬刻と出会ってまだ二年しか経っていない。
『これ、___ 嘘、だよね?』
何回見ても写真に写っているのは私で隠し撮りされているような写真。
その後、家中を探してみると引き出しからまた数枚私の写真が出てきた。
『どういう___ っ!』
玄関から音が聞こえて左馬刻が帰って来たのが分かった。
慌てて写真をしまい平然を装って左馬刻を出迎えた。
『おかえりなさい。』
「___ ああ。」
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いずな - 蛙離茶さんありがとうございます!もちちさんすいません (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
蛙離茶 - いずなさんもちちさんがモ父さんに変換しちゃってますよ! もちちさん凄く面白かったです! (2021年1月20日 17時) (レス) id: 2527b580b0 (このIDを非表示/違反報告)
いずな - モ父さんのこの作品を見て束縛、嫉妬にはまりました!とても、面白かったです! (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - リンさん» 初めまして!嬉しいです!!ありがとうございます(><) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます!!束縛、嫉妬系良いですよね!好きな人にされるとキュンキュンしちゃいます(^q^) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:@羽黒 | 作成日時:2020年10月9日 1時