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親友 ページ6

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それから有美がコンビニで買ってきてくれたケーキをゆっくり食べながら話しをした。




「この際だから聞くね。___ 何かあった?」



『え、それはっ、』



「彼氏さんとだよ。」




『っ、その、___ 』



「話せる範囲で良いから。私も何も知らないままでは居られないのはもう分かるでしょ?」



『っ、___ うん。』




有美の言ってる事はごもっとも。



あんな場面を見たらそりゃ気になるし心配もするに決まってる。



だって昨日の左馬刻は本当にやばかった。




『少しで大丈夫なら、』



「うん、話せる範囲で良い。」



私は左馬刻との約束事を有美に言って、破ったら左馬刻が怒ってしまう事だけを話した。



だから絶対に破る事は出来ない。


私は何がなんでも約束を守らなきゃいけない。



そう伝えると有美は目を見開き反応に困っていた。





「彼氏さんから連絡が来た時のAの焦りようは凄かったから気にはなってたけど、そういう事だったんだね。」



『私はいつも左馬刻を怒らせてばっかりだから。』



「うん、そっか。ねえ、A。」



『ん?何?』



「Aは、___ 幸せ?」




有美は真剣にそう聞いてきていて、私は下を向く。



ハッキリ幸せだ。と答えれない自分に驚きながらも私の心を支配している " 恐怖 " と " 惨めさ " が私からまた涙を誘った。






「変な事聞いてごめん。でも今のAはただ幸せっていうより怒られない事に必死になってる気がして心配だから。」




『そ、っか。___ 私は左馬刻が私の事をどう思っているのか分からないんだ。』




「___ え?」




『好きって言われた事一度もないの。』




「___、っ、A、それってっ、」




『わからないの、何も。わた、しっ、』




「うん、そっか。変な事聞いてごめんね?」




『左馬刻が抱いている私への感情は何なのか分からない。___ 私は、惨めなんだ。』





そう言って泣き崩れる私を必死で抱きしめて一緒に泣いてくれる有美。




「ごめんね、気づいてあげられなくて、っ、ごめんっ、___。」





私は有美の腕の中で必死に首を横に振った。



泣き過ぎて喋れず言葉で否定が出来ない私は有美を強く抱き締めて『有美は悪くない。』と伝える。



それに答えるように抱き締め返してくれた有美に私は心の底から友達になれて良かったって思った。





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いずな - 蛙離茶さんありがとうございます!もちちさんすいません (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
蛙離茶 - いずなさんもちちさんがモ父さんに変換しちゃってますよ!  もちちさん凄く面白かったです! (2021年1月20日 17時) (レス) id: 2527b580b0 (このIDを非表示/違反報告)
いずな - モ父さんのこの作品を見て束縛、嫉妬にはまりました!とても、面白かったです! (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - リンさん» 初めまして!嬉しいです!!ありがとうございます(><) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます!!束縛、嫉妬系良いですよね!好きな人にされるとキュンキュンしちゃいます(^q^) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@羽黒 | 作成日時:2020年10月9日 1時

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