永遠 ページ20
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｢てめえが卒業したら___ 結婚するぞ。｣
『___ えっ、』
｢てめえに拒否権はねえ。もう逃がさねえぞ。｣
左馬刻らしいプロポーズに私は涙がポロポロ流れる。
｢約束はこれからも変わらず絶対に守れ。それともう一つ。｣
『___ っ、！』
私は左馬刻に強く抱き締められ大粒の涙が私の頬に伝う。
｢今日みたいにずっと笑ってろ。｣
『___ うん、うん！！』
それから私達は初めてお互いが求め合うキスをした。
今日は沢山の初めてが沢山あって私達はやっと通じ合った気がした。
｢さっきから何でそんなに泣いてやがんだ。｣
『う、嬉しいからっ！』
｢___ そうか。｣
私の涙を親指で雑に拭い、頭に撫でてくれる。
それはまるで慰めてくれているかのようで、私はやっと今までの左馬刻の行動の意味がパズルのように頭の中で組み合わさる。
もしかして左馬刻って________
『ねえ、左馬刻。』
｢あ？何だよ。｣
『付き合うのって私が初めてだったり、する？』
そう言うと左馬刻は少し驚いた顔をして私の顔を見てくる。
｢___うるせえ。｣
『えっ、と。』
｢はあ、___ 悪いかよ。｣
『___ そうだったんだね。』
きっと私への扱いが雑だったり怒ったりするのはどうしたら良いか分からないからだったんだろう。
ただ、束縛はまた別の話しみたいだけど。
｢結婚すんだから今まで以上に男には気をつけろ。まあ、一緒に住むんだから変な事は出来ねえだろうけどよ。｣
『え、一緒にって、』
｢___ 明日から荷物まとめて来い。｣
左馬刻は不敵な笑みで私を見てきて胸がキュッとなった。
｢てめえは一生俺だけのモンだ。分かったな。｣
『じゃあ、左馬刻は？』
｢あ"？｣
『左馬刻は私のものじゃないの？』
｢しょうもねえ事聞くな。___ 当たり前にてめえのモンだ。｣
私もどうやら左馬刻の束縛に染まってしまったみたいだ。
『ん"っ、んん！』
私の首に噛み付いてくる左馬刻は結局変わらないけど私は前みたいに怖くなくてこの痛みが愛おしく感じる。
｢___ 今回だけ特別に言ってやる。耳かっぽじって良く聞いとけよ。｣
｢___ A愛してる。｣
END
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いずな - 蛙離茶さんありがとうございます！もちちさんすいません (2021年1月20日 17時) (
レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
蛙離茶 - いずなさんもちちさんがモ父さんに変換しちゃってますよ！ もちちさん凄く面白かったです！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: 2527b580b0 (このIDを非表示/違反報告)
いずな - モ父さんのこの作品を見て束縛、嫉妬にはまりました！とても、面白かったです！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - リンさん» 初めまして！嬉しいです！！ありがとうございます(＞＜) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！！束縛、嫉妬系良いですよね！好きな人にされるとキュンキュンしちゃいます(^q^) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@羽黒 | 作成日時：2020年10月9日 1時
