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紐解 ページ14

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入間さんが帰ってから私はコップを洗いながら考え事をしていると、また家のインターホンが鳴る。



誰かは時間を見れば分かっていたので、すんなり玄関のドアを開けると息を切らした有美が立っていた。





「お、遅くなって、___ はあ、はあ、」



『お、落ち着いて、とりあえず入りなよ。』





喋れないぐらい息を切らす有美を支えながら家に入れてあげて麦茶を渡す。




『それでどうしたの?何かあった?』



「昨日、私の家にAの彼氏さんが来たの。」




流石の左馬刻もそこまでしないと思っていたから油断してしまった自分に反省する。



私は有美に『ごめん。』と謝ると首を横に振った。





「違うの、私が言いたいのはそこじゃなくて、」



『___ うん、何?』



「昨日家にAの彼氏さんが来た時___ 」





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有美の昨日の晩の話し。




________ ピンポーン





「はーい、___ え?」




インターホンが鳴り玄関のドアを開けると碧棺さんが立っていた。



私は流石に予想もしていなかったお客さんに驚いて目を見開く。





「Aは来てるか。」




「え、いや今日は来ないですけど、何かあったんですか?」




「そうか、___ 邪魔したな。」





そう言って立ち去ろうとする碧棺さんに私は我慢出来なくて呼び止めて聞いてしまった。





「Aの事どう思ってるんですか?」




「あ"?」




「Aは貴方の気持ちが分からないって言って泣いていました。___ どう思ってるんですか?」







私は少し怒ったような言い方になってたと思うけど、碧棺さんは黙って私を見てきた。







「はあ、___ てめえら二人揃ってしょうもねえな。」




「___ はあ?」




「逆にてめえは好きでもねえ男のケツを追っかけんのか。」




「___ え、いや、」




「んじゃ、そういう事だろうが。俺もどうでも良い奴のケツを追っかけれる程暇じゃねえ。しょうもねえ質問してくんな、馬鹿が。」




そう言って碧棺さんは立ち去った。






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「私その時の左馬刻の顔が忘れれない。少し悲しそうだった気がしてさ。」




『そ、そっか。』




「ただ、Aに何かあったのかもって思って連絡しても返事が無かったから学校には来ない方が良いと思ってさ。」





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いずな - 蛙離茶さんありがとうございます!もちちさんすいません (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
蛙離茶 - いずなさんもちちさんがモ父さんに変換しちゃってますよ!  もちちさん凄く面白かったです! (2021年1月20日 17時) (レス) id: 2527b580b0 (このIDを非表示/違反報告)
いずな - モ父さんのこの作品を見て束縛、嫉妬にはまりました!とても、面白かったです! (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - リンさん» 初めまして!嬉しいです!!ありがとうございます(><) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます!!束縛、嫉妬系良いですよね!好きな人にされるとキュンキュンしちゃいます(^q^) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@羽黒 | 作成日時:2020年10月9日 1時

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