純血一家の失敗作少女【ハリーポッター】

.悔しさ. ページ25

ﾌﾚｯﾄﾞ「Aは今日魔法使えるようになっただろ？」

ﾌﾚｯﾄﾞ「だからさっき襲撃を受けた時、誰よりもAを守らなきゃって思ったんだよ」

『･･･』

ﾌﾚｯﾄﾞ「でもそんな必要なかったな！」

と言ってフレッドは笑う

しかしいつものような自然な笑顔ではなかった

『…よ。』

ﾌﾚｯﾄﾞ「え？」

『嬉しいよ。フレッドの気持ち…！』

ﾌﾚｯﾄﾞ「あ、ありがとう…？」

『私も不安だったの。みんなはもう大人の魔法使いだから私が足引っ張ったりしないかな･･･って』

ﾌﾚｯﾄﾞ「気にする必要ないよ」

『だからフレッドがそんなこと思ってくれてて嬉しかったの。』

Aはフレッドの気持ちが嬉しくて
たまらず抱きついた

ﾌﾚｯﾄﾞ「積極的なお嬢さんだな」
フレッドは今度こそ自然な笑顔で笑った

優しく頭を撫でてくれるフレッド
たしかフレッドには妹がいたんだっけ･･･

心地よい…昔お兄ちゃんに撫でられていた頃を思い出す

暫く抱きついていると
ゴホン。とトンクスが咳払いをした

『あ…』

ﾄﾝｸｽ「全然追ってこないからどうしたかと思ったら！」

ｼﾞｮｰｼﾞ「Aはフレッドに抱きついてるし！フレッドはAの頭撫でてるし！」

ﾄﾝｸｽ「どういう関係なのよ！」

『ちが…！フレッドが嬉しいこと言ってくれたから･･･頭を撫でてくれたのも妹みたいな感じで･･･！』

ﾌﾚｯﾄﾞ「そうだよ」

フレッドはポンポンとまた頭を撫でた

しかしずっと連れ添った相棒であるジョージに
こんな姿を見られてからなのか
少し顔が赤い

ﾄﾝｸｽ「ふぅん･･･？ま！行こ行こ！」

と言ってトンクスはまた歩き始めた

ｼﾞｮｰｼﾞ「次はちゃんと着いてこいよ？おふたりさんっ」

ジョージも歩き始める

ﾌﾚｯﾄﾞ「A」

フレッドが呼び止め、Aに手を差し出した
握れってこと･･･？

黙って握ると嬉しそうに微笑むフレッド

ﾌﾚｯﾄﾞ「もうすぐ着くぞ！」

フレッドはAの腕がちぎれそうなほどにブンブンと振る

『楽しみ！』

今度こそ4人でＷＷＷに向かって歩き出した

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